「何を見ていただくかは分かりませんけど(笑)」笑顔溢れる森保監督の発言直後…印象的だったカットイン「今のところで1ついいですか」

2023年11月08日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

会見開始から34分、口を開く

日本代表のメンバー発表会見に出席した山本氏(左)と森保監督(右)。写真:滝川敏之

 日本サッカー協会は11月8日、ワールドカップのアジア2次予選でミャンマー、シリアと戦う日本代表のメンバー発表会見を実施。森保一監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクターが出席した。

 印象的なシーンがある。急遽、サウジアラビアで戦うシリア戦のキックオフが、日本時間2時から23時45分に変更された点に関する問いが飛んだ場面だ。

 森保監督が「応援してくださる方々にとっては、よりリアルタイムで見ていただける...何を見ていただくかは分かりませんけど(笑)、チェックしていただける時間になればいいと思っています」と語り、司会者は次の質問に移ろうとすると、山本氏が「今のところで1ついいですか」とカットイン。会見開始から34分にして、冒頭の挨拶を除き、初めて口を開くと、こう訴えたのだ。
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「チームとしては、決まった環境の中で、最善の準備を進めるべく、努力をしてもらっています。また一方で、サッカー協会の幹部の皆さん、スタッフの皆さん、みんなが力を合わせてAFC(アジアサッカー連盟)やFIFA(国際サッカー連盟)に本当に強く、交渉、意見も言ってもらっています。

 サッカー協会としての結束も間違いなくあると思っています。サッカー協会全体で、サムライブルーのサポーター、皆さんの応援も含めて。これからは親善試合じゃありませんので、1試合1試合厳しい戦いが続きます。結束して戦える準備はできていることはお伝えしておきます」

 森保監督のにこやかな発言直後だけに、テンションのギャップもそうだが、何よりも、チーム一丸を自負する山本氏の熱弁が印象的だった。

取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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