「一番充実したシーズン」福岡の紺野和也が意気軒昂!悔しい3年前の優勝、不安な移籍を経て自身2度目の戴冠へ【ルヴァン杯決勝】

2023年11月04日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

福岡で数少ないタイトルホルダーのひとり

FC東京時代のルヴァンカップ決勝では出場が叶わなかった紺野。福岡でその悔しさを晴らせるか。写真:鈴木颯太朗

 クラブ初のタイトル獲得を目ざすアビスパ福岡は11月3日、ルヴァンカップ決勝の前日練習を国立競技場で行なった。

 チーム内で数少ないタイトルホルダーのひとりが紺野和也だ。

 紺野はFC東京時代の2020年にルヴァンカップ優勝を経験しているが、個人としては期するものがあるという。

「東京の時も優勝しましたが、出場できなかったので...。悔しい気持ちのほうがやっぱり大きかったです。だけど、明日勝ったら、嬉しい気持ちしか出てこないと思う。チーム全員で喜びたい」

 今季にFC東京から加入したテクニシャンは、移籍前は葛藤もあったという。

「正直、移籍前は福岡のプレースタイルに自分がフィットするのかどうか不安もありました。ただ、今季からボールをつないでいく部分にもどんどんチャレンジすると、強化部や監督からも聞かされて、移籍を決断しました」

 開幕戦でスタメンの座を掴んだ紺野は、その後も得意のドリブルやパスで攻撃にアクセントを加え、チームの主力に成長。プロ4年目で「一番充実したシーズン」を過ごしている。
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「チームメイトも監督も信頼してくれて、多くの試合に出場できています。その期待にもっと応えたいなという気持ちが日に日に大きくなっています。決勝で活躍して、優勝することで、監督やいろんな人にひとつ恩返したい」

 ひと回り成長した紺野のプレーに注目だ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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