リバプールFWディアスの両親が母国コロンビアで誘拐。母は救出も父は依然行方不明

2023年10月30日 メガクラブ

29日のノッティンガム・F戦を欠場したディアス

今シーズンの公式戦出場11試合のうち9試合で先発起用されていたディアス。(C)Getty Images

 リバプールのルイス・ディアスの両親が何者かに誘拐されるショッキングな事件が発生した。地元メディアの『Semana』など複数のメディアが報じている。

 事件が発生したのは現地時間10月28日、コロンビア北部に位置するディアスの地元ラ・グアヒラで両親が車で帰宅しているところをバイクに乗った武装集団に車を奪われ、そのまま連れ去られたという。

 ただ、ガソリンスタンドで給油中だったという話やサッカー観戦中に拉致されたなど情報が錯綜していて、詳細は明らかになっていない。

【動画】ノッティンガム・F戦で先制弾のジョッタがディアスのユニを掲げて連帯を示す
 
 すぐさまコロンビア検察は、事件解決へ向けて軍や警察などを動員して捜査チームを結成。同日中に母親のシレニス・マルランダさんが救出されたが、父親のルイス・マヌエル・ディアスさんは依然として行方不明で捜索が続けられている。

 リバプールは29日に公式サイトで「事件が安全に、できるだけ早く解決されることを願っている。その間、選手をケアすることが我々の当面の優先事項であり続けるだろう」と声明を発表。ディアスはその日行なわれたプレミアリーグ第10節のノッティンガム・フォレスト戦を欠場している。

 今シーズンの公式戦11試合に出場し3ゴールを奪うなど活躍していたディアス。いまは父親が無事に保護されることを願うばかりだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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