「醜い日本サッカー。暗黙の了解だ」75分間シュートを打たず...なでしこJの“予想外の戦い方”を中国メディアが辛辣批判!「スポーツを完全に汚した」「我々が犠牲に」

2023年10月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本が中国代表を排除しようとしている」

なでしこジャパンの戦いぶりに批判の声が上がった。(C)Getty Images

 なでしこジャパンは10月29日に開催されたパリ五輪アジア2次予選グループCの第2戦で、開催国のウズベキスタンと対戦。2-0で快勝を収めた。

 だが、その戦い方が物議を醸している。

 DF南萌華とFW千葉玲海菜のゴールで15分までに2点を奪った日本は、しかしその後はパス回しに終始。2位通過を狙って、失点を増やしたくない相手がボールを取りにこなかったため、ボールを繋ぐだけ繋いで、シュートを1本も打たなかった。

 2次予選はA~Cの各組1位と、2位で最高成績を収めたチームの計4か国が、「2枠の出場権」を争う最終予選に進むレギュレーションとなっている。

 そして、日本がC組の1位、ウズベキスタンが2位で通過すれば、日本は最終予選でB組の1位と激突することになり、A組の1位通過が有力な強豪オーストラリアとの対戦を回避できる。
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 ウズベキスタンを2位通過させるには、これ以上得点をしないほうがいい。そんな思惑が働いたのではないかと怒りを露わにしたのが、そのウズベキスタンと2位を争う可能性がある中国(B組)のメディアだ。

 ポータルサイト『捜狐』は「醜い日本サッカー。女子サッカーの試合で暗黙の了解が発覚。日本が中国代表を排除しようとしている」と辛辣な見出しを打った記事を掲載。次のように主張した。

「パリ五輪の女子サッカー予選で、中国女子代表がタイを3-0で破り、グループ初勝利を収めた。出場権獲得の希望も残した。しかし、別の試合の結果で中国の努力が水の泡になるかもしれない。オリンピック予選ほどのレベルの大会で意図的なプレーをするチームが現われるとは誰も予想していなかった」

 同メディアは、日本がインドとの初戦で7-0と大勝した事実を伝えたうえで、「同じく格下のウズベキスタンを再び抹殺すると誰もが思っていた。まさか2-0での勝利とは誰も予想しておらず、この試合を観たファンは思わず怒鳴り散らすだろう。そのプレーはサッカーというスポーツを完全に汚すものだ」と糾弾している。
 

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