川崎FWゴミスは細谷を称賛
それぞれ攻撃を引っ張った細谷(写真左)と脇坂。結果は残せなかったが、持ち味を示した。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)
[J1第31節]柏1-1川崎/10月29日/三協フロンテア柏スタジアム
J1の31節として行なわれた柏と川崎の一戦。スタジアムには日本代表を率いる森保一監督、来年のパリ五輪出場を目指すU-22代表を指揮する大岩剛監督らが視察に訪れた。
そのなかで、各選手が持ち味を発揮した。
柏のストライカーでU-22代表の常連である細谷真大は、前半にネットを揺らしたシーンはクロスを上げた味方のポジショニングがオフサイドとなったが、その後も積極的にゴールを目指した。
チャンスがありながら無得点に終わり「FWとしてはやっぱり点というアピールが必要だったと思うのでまだまだかなと感じます」と振り返ったが、川崎の元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスに「今の状態でも非常に良い選手です」と称される一幕もあった。
【PHOTO】川崎の出場16選手&監督の採点・寸評。後半開始から登場→9分で一発レッドの遠野、失点につながるパスミスの瀬古は悔しいゲームに。橘田、脇坂らはよく走った
J1の31節として行なわれた柏と川崎の一戦。スタジアムには日本代表を率いる森保一監督、来年のパリ五輪出場を目指すU-22代表を指揮する大岩剛監督らが視察に訪れた。
そのなかで、各選手が持ち味を発揮した。
柏のストライカーでU-22代表の常連である細谷真大は、前半にネットを揺らしたシーンはクロスを上げた味方のポジショニングがオフサイドとなったが、その後も積極的にゴールを目指した。
チャンスがありながら無得点に終わり「FWとしてはやっぱり点というアピールが必要だったと思うのでまだまだかなと感じます」と振り返ったが、川崎の元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスに「今の状態でも非常に良い選手です」と称される一幕もあった。
【PHOTO】川崎の出場16選手&監督の採点・寸評。後半開始から登場→9分で一発レッドの遠野、失点につながるパスミスの瀬古は悔しいゲームに。橘田、脇坂らはよく走った
また以前から代表入りを目標とする川崎のMF脇坂泰斗も、後半の立ち上がりに数的不利となったチームを牽引。橘田健人の同点ゴールにも絡んだ。
脇坂と言えば、夏頃から調子を上げ、川崎の中盤で大きな存在感を放っている。
9月のトルコ戦で浦和のMF伊藤敦樹、C大阪のSB毎熊晟矢がアピールした際には「やっぱりそういった姿を目にして、自分もあの舞台でプレーしたいなという想いを改めて持ちました。見てくれている方は多いですし、1試合1試合、一つひとつのプレーを無駄にしないようにやっていきたい」と語っていた。
そして柏戦後に改めて想いを訊くと、こう答える。
「ずっとそこを指標にしてプレーしていかないと、常に上を見てやっていかないと、維持はあまりしたくないですし、成長をし続けて、代表だったり、そういうところに食い込んでいきたい想いはあります。
ただ(視察に)来ている、来ていない関係なく自チームが置かれた状況で何ができるか。そこを一番求められていると思いますし、そういった選手が現に選ばれているので、今日は10人でしたが、チームを勝たせたかったという想いは強いです。
まだ足りないところはありますし、手応えもある。そのなかで、攻撃で違いを出していくところは出しつつも、足りない部分をもっと伸ばし続けたいです」
最近の活躍に関しては、自身のプレーを整理できたことも大きいようだ。
「シーズン最初はチームも勝てずに、自分自身もチームに合わせるのか、自分のプレーをするのか、バランスが悪かったと反省しています。そういうところがクリアになってきて、プレーに余裕が出てきているので、そこはひと段階上に行けたのかなと感じています。
(チームに合わせるのか、自分のプレーをするのかは)タイミングによりますが、使いどころ。それを考えていた時間は無駄になっていないですし、いつどれを使うか、引き出しは持っているので、判断、プレーの幅も広がっていると思います」
森保ジャパンは、11月には2026年のワールドカップ2次予選に臨み、来年1月には覇権奪回を目指すアジアカップを控える。
アジアカップに向けての海外組の招集に関して森保監督は「クラブの方々に少しでも痛みがないようにしたいですが、ルールに従ってやっていきたい。何より選手のキャリアが良いものになっていくことが良いと思うので、ルールのなかでもできる限りクラブとも話し合っていきたいです」とコメント。
今後の活動で国内組の改めての抜擢もあるのか。注目される。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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9月のトルコ戦で浦和のMF伊藤敦樹、C大阪のSB毎熊晟矢がアピールした際には「やっぱりそういった姿を目にして、自分もあの舞台でプレーしたいなという想いを改めて持ちました。見てくれている方は多いですし、1試合1試合、一つひとつのプレーを無駄にしないようにやっていきたい」と語っていた。
そして柏戦後に改めて想いを訊くと、こう答える。
「ずっとそこを指標にしてプレーしていかないと、常に上を見てやっていかないと、維持はあまりしたくないですし、成長をし続けて、代表だったり、そういうところに食い込んでいきたい想いはあります。
ただ(視察に)来ている、来ていない関係なく自チームが置かれた状況で何ができるか。そこを一番求められていると思いますし、そういった選手が現に選ばれているので、今日は10人でしたが、チームを勝たせたかったという想いは強いです。
まだ足りないところはありますし、手応えもある。そのなかで、攻撃で違いを出していくところは出しつつも、足りない部分をもっと伸ばし続けたいです」
最近の活躍に関しては、自身のプレーを整理できたことも大きいようだ。
「シーズン最初はチームも勝てずに、自分自身もチームに合わせるのか、自分のプレーをするのか、バランスが悪かったと反省しています。そういうところがクリアになってきて、プレーに余裕が出てきているので、そこはひと段階上に行けたのかなと感じています。
(チームに合わせるのか、自分のプレーをするのかは)タイミングによりますが、使いどころ。それを考えていた時間は無駄になっていないですし、いつどれを使うか、引き出しは持っているので、判断、プレーの幅も広がっていると思います」
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