【ACL】全北現代 2-1 FC東京|阿部の追撃弾も及ばず…。ここ一番の決定力でKリーグ王者に屈す

2016年02月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半立ち上がりの決定機を決め切れず…。

【警告】全北=パク・ウォンジェ(33分)、キム・シンウク(79分) FC東京=森重(50分)、橋本(77分)

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は2月23日、各地で開幕戦が行なわれた。グループEでは、FC東京がKリーグ王者の全北現代と対戦した。
 
 立ち上がりからホームの全北が前線のイ・ドングッやキム・ボギョン、リカルド・ロペスを中心とした攻撃で押し込むが、FC東京が粘り強い守備で対応。前線の東、前田のキープ力を頼りに、カウンターからチャンスを窺った。
 
 20分過ぎにFC東京は駒野が足を痛め、途中交代を余儀なくされるアクシデント。代わって、ボランチの幸野が投入され、ボランチの橋本が右SBに回った。
 
 前半は25分過ぎから膠着した展開となったが、全北が終盤にチャンスをモノにする。39分、ペナルティエリア付近でボールを受けたR・ロペスが正確なラストパス。これをコ・ムヨルが右足で流し込み、全北が先制した。
 
 一方のFC東京も前半終了間際にビッグチャンスを迎える。右サイドを駆け上がった橋本の好クロスに東が飛び込む。しかし、ここは韓国代表GKのクォン・スンテの身体を張った守りに阻まれた。
 
 前半は1-0と、全北リードで折り返した。
 
 後半に入ると、FC東京が反撃を開始。47分、右サイドを突破した阿部のクロスから、東が決定的なシュートを放つ。惜しくもクォン・スンテの好セーブに遭いゴールはならなかったが、立ち上がりから全北ゴールに襲い掛かる。
 
 さらにFC東京は、55分に米本がクロスバー直撃のシュートを放てば、60分には阿部が枠内への強烈なシュートを放つものの相手GKの好守に阻まれた。
 
 逆に全北も61分、左サイドを崩し、最後はイ・ドングッが柔らかいシュートで狙ったが、これはわずかにゴール右に外れた。
 
 全北は64分、R・ロペスに代えて、韓国代表FWのキム・シンウクを投入。切り札の投入で追加点を狙う。ここから全北が波状攻撃を仕掛け、FC東京が粘り強く凌ぐ展開が続く。
 
 しかし、終盤の83分、FC東京は全北に痛恨の追加点を献上。ペナルティエリア内でイ・ジェソンが粘り、イ・ドングッへラストパス。ひとりかわしたイ・ドングッは右足のシュートを突き刺した。
 
 FC東京も87分にカウンターから阿部がゴールを奪い、1点を返すが、反撃もここまで。ホームの全北が2-1で競り勝った。
 
 FC東京は、3月1日にホームでビン・ズオン(ベトナム)との第2戦を迎える。
 
 
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