【ACL】広島 1-2 山東魯能|浅野は不発。Jリーグ王者が、逆転負けで初戦を落とす

2016年02月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

主将の青山は「力がなかった」と肩を落とす。

【警告】広島=なし 山東魯能=ヤン・シュ(32分)
【退場】なし

 ACLのグループステージ初戦が2月23日、各地で行なわれた。昨季のJ1王者である広島は、広島広域公園陸上競技場に中国の山東魯能を迎え撃った。
 
 3日前にゼロックス杯でG大阪を破った広島は、1トップに皆川、2シャドーに浅野とP・ウタカを起用。さらにボランチに丸谷、左ウイングバックに清水、3バックに水本と、G大阪戦からスタメン6人を入れ替えて挑んだ。
 
 序盤は現役ブラジル代表のジエゴ・タルデッリとジウを擁する山東魯能にボールを保持されたものの、広島は時間の経過とともにリズムを掴んでいく。
 
 いつもどおりにパスを回して様子をうかがい、隙を見てサイドに展開。この日は、右ウイングバックで起用された柏を上手く使ってクロスからチャンスを作った。
 
 会場が大きく沸いたのは、前半終了間際の45分だ。P・ウタカのパスを受けた浅野がGKと1対1を迎える。しかし、GKの頭上を抜いたループシュートは相手DFにクリアされ、決定機を逃した。そのまま0-0で前半は終了した。
 
 両チームともにメンバーチェンジなしで始まった後半は、立ち上がりから広島がペースを握る。前半と同じく右の柏を起点に圧力をかけ続けた。
 
 そして64分、右サイドの高い位置でボールを奪った塩谷が、そのままゴールライン際まで侵入してクロスを上げる。これをファーサイドで待ち構えていた清水が1トラップからボレーで突き刺し、広島が待望の先制点を奪った。
 
 しかし、リードする状況は長くは続かない。先制点から3分後の67分、CKからヤン・シュにゴールを奪われ、同点にされた。さらに広島は78分、カウンターで左サイドを突破され、最後はジエゴ・タルデッリにゴールを奪われてしまう。
 
 その後、広島はボランチの丸谷がエリア内で決定的な場面を迎えたが、シュートはゴール右に外れる。さらにCKから千葉がヘッドで狙うも、GKの好セーブに阻まれ、試合は1-2で終了。大事なホームでの初戦を1-2で落とし、主将の青山は「力がなかった」と肩を落とした。

 広島のACLグループステージ第2戦は、3月1日(日)。アウェーで韓国のFCソウルと対戦する。
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