3月19日には特別番組を放送! 『第4回カーコンビニ倶楽部LPCカップ2015』選抜メンバー“Team Ramos U12”がスペイン遠征で得たものとは?

2016年02月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

スペインで過ごした充実の1週間

主催●社団法人日本サッカー名蹴会 特別協賛●カーコンビニ倶楽部株式会社 運営●LPCカップ実行委員会 運営協力●カリオカ・スポーツ・プロモーション

 この1月に、スペインのバレンシアで短期合宿を行なったのは、"Team Ramos U12"の18名。このチームは、昨年の夏に実施された『カーコンビニ倶楽部LPCカップ2015』の優秀選手たちを中心に構成されている。同大会では、子どもたちの夢の実現と、さらなる成長を手助けする機会づくりのために、毎年この欧州遠征の企画を実施している。また、メンバーの選出はラモス瑠偉(名蹴会副会長、本大会アンバサダー)が直々にピックアップしているのが特長だ。

【第4回カーコンビニ倶楽部 LPCカップ2015】来年1月実施のスペイン遠征メンバーが決まる

 年が明けた1月3日に成田空港を旅立ち、スペインへ。バレンシア州の強豪レバンテUDをはじめ、ふたつのトーナメントに出場するなど、1週間で合計6試合をこなすハードスケジュールを乗り切った。

 優秀なメンバーが揃ってはいたが、「相手は大きくて足が長かったから、いつものプレーが通用しなかった」と、フィジカルには差があったようで、トータルの戦績は1勝3分2敗。それでも「身体の使い方を工夫することで、空中戦も負けなくなった」、「間合いを長くすることで、ドリブルでかわせるようになった」など、それぞれの課題を前にして、確かな成長の跡もうかがえた。

 「声を出せ、自信を持ってプレーしろ、と言われましたが、その意味がよくわかりました」、「パスの質やポジショニングについて、細かく指導してくれました」など、ラモス監督やファビアノコーチなど、一流の指導者から学べるトレーニングの時間も貴重だった。また、「自分たちが変な行動やうるさくしたら、日本人がそうだと思われるという言葉がいちばん心に残っています」というように、合宿を通して人間性も鍛えられたようだ。
 もちろん、スペインで学んだことは技術や戦い方だけではない。地下鉄に乗って、ユーロで買い物して、バレンシア大聖堂見学もした。海外初体験の子も多く、異文化に刺激を受けていた。はしゃぎ過ぎてケガをした子もいたが、新しい仲間と語り合ったことも、いい経験だろう。

 帰りの飛行機の中で書かれたレポートには、「プロになる!」という力強い言葉が並んでいた。この合宿は、彼らの夢の入り口。スペインで過ごした貴重な時間と、ラモス監督からの熱いメッセージを胸に、子どもたちの今後の成長に期待したい。

 なお、このスペイン遠征の模様を収めた特別番組が、3月19日(土)の19時~20時にBS12TwellVで放送予定(無料放送)。子供たちの奮闘ぶりをぜひテレビで確かめてほしい。
 
カーコンビニ倶楽部LPCカップ 大会HP
http://www.carcon.lpc-japan.jp/

次ページTeam Ramos U12メンバーとスペインでの戦績

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事