「バルサへの復帰を許す間違いは犯したくない」マドリーは久保建英の宿敵移籍を断固阻止か。ソシエダとの“特別条項”に現地注目!「ぺレス会長は彼を望んでいる」

2023年10月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マドリーは彼と契約しようとしている」

ビッグクラブから注目の的となっている久保。(C)Getty Images

 今シーズン、早くも公式戦5ゴール・3アシストと躍動している久保建英について、古巣のレアル・マドリーが再獲得を狙っているというニュースは、現地スペインでも何度も報じられてきた。

 戦力として望んでいるのはもちろんだが、宿敵に渡したくないという思惑もあるようだ。

 レアル・マドリーの専門メディア『Defensa Central』は10月22日、「反バルサ条項があり、フロレンティーノは彼を望んでいる。マドリーは彼と契約しようとしている」と報じている。

「クボはエリート選手として最高のシーズンを過ごしている。彼はここ数か月間、素晴らしいレベルのパフォーマンスを見せており、ヨーロッパ全土で注目を集めている。レアル・マドリーが興味を持っている当事者の一つであり、彼と契約するための完璧な条件を備えている。」

【動画】出場からわずか4分!久保がピンポイントクロスで圧巻のアシスト
 記事は「レアル・ソシエダが久保の売却を決めた場合、マドリーは移籍金の半分を得ることになる。6000万ユーロの契約解除条項があるということは、3000万~3300万ユーロでこの選手を獲得できることを意味する」と綴り、こう続けている。

「それだけでなく、優先拒否権条項もある。これは、ソシエダが一定の金額で(久保を欲しがるクラブと)合意に達した場合、マドリーが優先的に同じ金額で獲得できることを意味する」

 同メディアは「フロレンティーノ・ペレス会長はこの問題に非常に注意を払っており、タケ・クボには多くの才能とポテンシャルがあると知っている。そのため、彼はバルセロナへの復帰を許可するという間違いを犯したくなかった」と主張している。

 つまり、久保がカンテラ(下部組織)でプレーしたバルサが獲得に動いた場合は、優先拒否権を発動させて移籍を阻止し、マドリーの一員とするという意味だろう。

 ライバルだけには絶対に手渡したくない。久保がそんな存在のようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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