「セットプレーの得点はすごく重要」なでしこCB高橋はな、W杯の課題と向き合い貪欲にゴールを狙う! パリ五輪予選へ「絶対点を決めたい」

2023年10月22日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「年齢とか関係なく、自分も責任を持ってやらなければいけない」

高橋がなでしこジャパンでの責任感を口にした。写真:鈴木颯太朗

 23歳のセンターバックは、貪欲に得点も狙いにいく。

 なでしこジャパンは10月22日、国内合宿の最終日を迎え、スローインからのクロスやセットプレーなどの確認を行なった。

 そのなかでDF高橋はなは、ビルドアップのトレーニングで2CBの右を務め、周囲に声を掛けながらラインを統率。時折、笑顔を見せながらも、集中して練習に励んでいた。高橋は、最終ラインを牽引するなかで、責任感も日に日に増していっていると明かした。

「いつも(熊谷)紗希さんや、(南)萌華がいるなかでの後ろの統率を、次は誰かがやらなければいけない。そういう良い先輩たちから自分も学んでいるので、年齢とか関係なく、自分も責任を持ってやらなければいけないと感じています」
【動画】なでしこ池田監督インタビュー
 覚悟を示した高橋が、今後に向けて意識するのは、攻撃の部分。今夏のベスト8に終わったワールドカップを回想し、「セットプレーからの得点が取れなかった」と課題を挙げた。

「もっともっと精度を高められるところもあった。やっぱり、このサッカーでは、セットプレーの得点がすごく重要になることも分かっています。そこは自分も常に狙っているので、チャンスがあればどんな時もゴールは狙っていますし、絶対点を決めたいですね」

 CBながら、ゴールでもチームに貢献したいと力強く語った高橋。今月末から行なわれるパリ五輪アジア2次予選に向けて、「ワールドカップの時よりも自分のコンディションは上がっている。あとはどこまでやれるかは自分次第です」と意気込んだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

【PHOTO】WEリーグカップ初優勝・追加招集!なでしこジャパンで活躍誓う、中嶋淑乃を特集!

【PHOTO】長谷川唯のダブルピース、猶本光の決めカット、熊谷紗希のキラキラネイル...なでしこジャパンFIFA公式ポートレートギャラリー

「ボールのないところで当たられたり...」なでしこ中嶋淑乃、アジア大会決勝の北朝鮮戦を回想。パリ五輪予選へ「削られないように、考えてプレーしたい」

次ページ【動画】なでしこ池田監督インタビュー(前編)

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事