【採点寸評|神戸】悲願の初優勝へ、覚悟と勢いを感じるパフォーマンス。佐々木と井出にゴールが生まれたのも象徴的[J1第30節 神戸3-1鹿島]

2023年10月21日 本田健介(サッカーダイジェスト)

重要なゲームで走り切るスタイルを貫いた

【警告】神戸=なし 鹿島=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】佐々木大樹(神戸)

[J1第30節]神戸 3-1 鹿島/10月21日/国立競技場

 Jリーグは10月21日、J1第30節の7試合を各地で開催。国立競技場ではヴィッセル神戸対鹿島アントラーズが行なわれ、3-1で神戸が勝利した。
【PHOTO】神戸の出場14選手&監督の採点・寸評。MOMは2ゴールを奪ったアカデミー出身の成長株!! いぶし銀の井出も貴重な働き
 神戸は16分に佐々木大樹のヘディングシュートで先制すると、45分には井出遥也のヘディング弾で加点。さらに、83分には佐々木がこの日、2点目をゲット。鹿島は90+1分に松村優太のミドルで1点を返したが、反撃もそこまでだった。
 
▼神戸のチーム採点「7.5」
 トップ下のように振る舞う井出、右ウイングに入った佐々木を活かしつつ、前線からのアグレッシブで組織的な守備で鹿島を飲み込んだ。前述の2人にゴールが生まれたのも象徴的で、大迫、武藤、山口らを軸に上手くチームをマネジメントした吉田孝行監督の手腕も高く評価されるべきだろう。

 ホームチームとしての国立開催、そして鹿島との重要なゲームで、走り切るスタイルを貫いた点もチームとしての成長を感じさせた。

 最終盤に1失点したとはいえ、光ったのは、悲願のリーグ制覇への覚悟と勢いだ。他会場で横浜が勝利したため、10月28日での優勝の可能性は生まれなかったが、大きな勝点3を手にしたと言える。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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