絶好調の中嶋淑乃、なでしこJ定着に意欲「あまり仕掛けるタイプがいないような気がしている」

2023年10月19日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

中嶋は直近のアジア競技大会とWEリーグカップでともに優勝

池田監督からも「ドリブルを強気で出していけ」と期待を寄せられる中嶋。写真:鈴木颯太朗

 パリ五輪のアジア2次予選に臨むなでしこジャパンは10月18日、国内組を中心とした合宿2日目を迎えた。

 今回の活動で、代表定着を目ざしているのがMFの中嶋淑乃だ。

 負傷離脱した藤野あおばに代わって追加招集された中嶋は、今年9月から10月にかけて開催されたアジア競技大会に出場。決勝の北朝鮮戦(4-1)で先制点を挙げるなど、日本の2連覇に貢献した。さらに、クラブでは10月14日に行なわれたWEリーグカップでサンフレッチェ広島レジーナに初タイトルをもたらすなど、勢いに乗っているドリブラーだ。

 なでしこジャパンでは昨年のEー1選手権以来の招集となったアタッカーは、「このチームはパスサッカーが中心であまり仕掛けるタイプがいないような気がしてるので、私が入ったら、ドリブルで仕掛けてどん欲にシュートまで行くようなプレーができたらいいなと思います」と意気込む。
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 先の女子ワールドカップまでは3-4-2-1の布陣で、前線の構成は1トップ+2シャドーだったが、9月の親善試合では4-3-3にもトライした。中嶋にとっては、追い風になるかもしれない。

「まだその試合を良く見れてはいませんが、4バックのほうがやり慣れています」と、得意な左ウイングでの出場に意欲を燃やした。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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