【広島】塩谷-寿人のホットラインは練習でも至難の業だった!? 「一発で決めるのはさすが!」

2016年02月20日 サッカーダイジェスト編集部

「練習で何回もやっているけど全然通らない」

佐藤の先制ゴールを高精度のアーリークロスでお膳立てした塩谷。試合後には、かなり難易度の高いコンビネーションであったことを明かした。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 ゼロックス・スーパーカップの広島対G大阪は、3-1で広島に軍配が上がった。佐藤寿人の先制点をお膳立てした塩谷司が、自らのアーリークロスからのゴールなどについて語っている。
 
――◆――◆――
 
――いい形で勝利を掴めましたね。
 
 ゼロに抑えて勝ちたかったけど、3点を取れて勝利を収められたのは自信になるし、まずは良いスタートが切れたと思います。
 
――佐藤選手へのアシストは良いボールでしたね。
 
 あれは去年から要求されていことで、寿人さんからも言われていた。それがすごく良い形で実戦の中で出ましたね。
 
――ほぼシュート性のボールでした。
 
 そうですね。そういうボールで良いと言われていたんで、そこで寿人さんが上手く駆け引きしてくれて決めてくれた。寿人さんらしいゴールというか、あれだけスピードのあるボールを決めるのも難しいと思うんですけど、よく決めてくれたなと思います。
 
――佐藤選手からは具体的にどんな要求があったのですか?
 
 僕がああいう高い位置でボールを持った時に、『まずは自分を見てほしい』と。そして、『ディフェンスラインとGKの間に速いボールを入れてくれ』とずっと言われていたけど、それが本当に難しくて。練習で何回もやっているけど全然通らない。それが本番でやっと通って、そこを一発で決めるのは、やはりさすがだなと思います。
 
――試合を通じても広島の良さが出ていたのでは?
 
 ピッチも良かったので、落ち着いてできましたし、臨機応変に良いプレーを選択して、みんながまとまってやれた。失点などは反省しなければいけませんが、ここからどんどん良くなっていくために良いゲームになったと思います。
 
――短い準備期間でしたが、良い状態でスタートを切れたのでは?
 
 そうですね。休みが短かったぶん、コンディション的にもそんなに落ちていないと思うし、うまく自分でコントロールしながらいい感じでキャンプのトレーニングにも取り組めた。良い感じでシーズンを迎えられているなという印象ですね。
 
――次はACLですが。
 
 そうですね。たぶんメンバーを変えながらやっていくと思うんですけど、誰が出てもやれるだろうし、今年のACLは本当に期待ができるチームだと思っています。
 
――前回のACLの時とはどんな違いがあるのでしょう?
 
 前回もメンバーを変えながら戦ったと思うが、正直レベルの差を感じながら戦っていた。でも今年は、メンバーを変えながらでも高いレベルで戦えるし、若手もギラギラしていてみんなにチャンスがあると思う。そういうなかで戦えるのは非常に楽しみですね。
 
――最後は青山選手が交代し、キャプテンマークを巻いてのプレーでしたが?
 
 一応副キャプテンをやらせてもらっているんで、アオちゃんが交代で出た時に自分が巻きましたけど、アオちゃんがキャプテンだからじゃなく、みんながキャプテンのつもりでやろうとは監督もいつも言っています。立場上、キャプテンマークを巻いただけで、そんなにやることは特に変わらなかったです。
 
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