勝てない名古屋…5戦未勝利&11戦1勝で大ブーイング。永井謙佑は「サポーターの気持ちも理解している。結果で応えるしかない」

2023年10月16日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

緩いピッチでスリップ多発も「相手も同じ条件」

ネットを揺らした直後、急いでボールをハーフウェイラインまで運ぶ永井。だが結局、ゴールは認められず。写真:福冨倖希

 名古屋グランパスは10月15日、ルヴァンカップ準決勝の第2戦で、アビスパ福岡とホームの豊田スタジアムで対戦。開始5分でCKから先制を許すと、そのまま第1戦に続いて0-1で敗れ、初優勝した2021年以来、2年ぶりの決勝進出を逃した。

 永井謙佑は快足を飛ばしてピッチを駆け回り、21分には森下龍矢のクロスから上手く右足でフィニッシュ。3か月ぶりのゴールと思われたが、オフサイドで無効に。結局、この日もチームはノーゴールで、5戦未勝利、11戦でわずか1勝となり、ゴール裏のサポーターからは大ブーイングが飛んだ。

 永井は試合後、「ここずっと勝ててないですし、それはすごいサポーターの気持ちも理解しています」と猛省しながらも、必死に前を向いた。

「僕らは結果で応えるしかない。チームとしてACLに出られるようにみんなで目標を再設定して、ここから5試合やっていきたいですし、しっかり戦って、連動して、チャンスはあるので、決めきる作業を全員でしっかりやっていきたいです」
【動画】永井謙佑、3か月ぶりのゴールと思われたが…
 ピッチコンディションの悪さも目立った。あちこちで芝がめくれ、足を滑らす選手が続出したとはいえ、34歳のベテランは言い訳するつもりはまったくない。

「昨日多分、結構雨が降っていたので、緩かったのかなって。でも相手も同じ条件ですし、雨がいっぱい降っちゃうと緩くなっちゃうのはしょうがないのかなと」

 今季の残りはリーグ戦5試合。永井は自らのゴールで、サポーターのブーイングを歓声に変え、現在の6位から順位を上げられるか。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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