17歳の浦和MF早川隼平の存在が、ルヴァン決勝進出への足掛かりに。第1戦で負傷交代も「出られるなら出たいと思っていた」

2023年10月16日 藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)

「メディカルスタッフのおかげ」

怪我からの復帰を遂げた早川。(C)SOCCER DIGEST

 17歳の新星が存在感を示し、チームを決勝に導いた。

 浦和レッズは10月15日、ルヴァンカップ準決勝の第2戦で、横浜F・マリノスとホームで対戦し、アレクサンダー・ショルツが2度のPKを成功させ、2-0で完勝。2戦合計2-1とし、浦和が決勝に進出した。
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 高校3年生ながら、すでにプロ契約を結んでいる早川隼平は、11日に行なわれた第1戦(0-1)で先発するも、19分に負傷交代。規定により21歳以下の選手の先発入りが義務付けられているルヴァンカップで、第2戦のスタメンに注目が集まるなか、早川の名前がそこにあった。

「自分としては、出られるなら出たいと思っていた。そのために、あの時間(19分)で交代した」

 ピッチに立った早川は、血気盛んに走り回り、チームの攻撃を活性化。15分には、ボックス内でホセ・カンテのパスを受けて冷静にゴールネットを揺らす。これは惜しくもオフサイドの判定で、得点は認められなかった。

 それでも65分、「相手に触られていたらノーチャンスだったので、上手く反応できた」と、GKが弾いたボールに先に触ると、ペナルティエリア内で相手DFに倒れされてPKを獲得。これをショルツが確実に決める。

 合計スコアをイーブンにする貴重なゴールに貢献した若きMFは、「メディカルスタッフのおかげで、ここまでできるようになったのはありがたい」と感謝を口にする。決勝の舞台でも、周囲の期待に応える活躍を見せたい。

取材・文●藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)

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