序盤から積極的な姿勢
カタールW杯以来の代表復帰を果たした南野。カナダ戦の出来は、フィニッシュを除けばパーフェクトだった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
[国際親善試合]日本 4-1 カナダ/10月13日/デンカビッグスワンスタジアム
11月からスタートする2026年の北中米ワールドカップ・アジア2次予選前最後のテストマッチとなる今回の10月シリーズ。予選では登録人数がこれまでの26人から23人になることを考えると、当落選上の面々は強烈なアピールが求められる。
13日のカナダ戦で満を持して先発した南野拓実(モナコ)はその筆頭だろう。
ご存じの通り、第一次森保ジャパンで攻撃の主軸を担い続けてきた男は、今年3月の新体制発足後は、一度も招集されずにここまで来た。
だが、今季は所属するモナコで、開幕3戦で3ゴール・3アシストという目覚ましいスタートを見せ、8月のフランス1部月間MVPに選出。本来の輝きを取り戻し、ついにお呼びがかかった。
今回は鎌田大地(ラツィオ)、堂安律(フライブルク)らポジション的に被るアタッカー陣が不在。カナダ戦は4-1-4-1(4-3-3)の右インサイドハーフで起用された南野としては、特に鎌田との違いを示す必要があった。
「4-3-3のインサイドハーフはまだプレーしたことはないですけど、そこに入ったとしてもトップ下っぽくプレーして、フォワードの裏のスペースに飛び込んでいけるような自分の特長を出したい」と、本人もイメージを膨らませていた。
【動画】「日本代表の選手としてプレーすることは誇りに思う」南野拓実インタビュー
11月からスタートする2026年の北中米ワールドカップ・アジア2次予選前最後のテストマッチとなる今回の10月シリーズ。予選では登録人数がこれまでの26人から23人になることを考えると、当落選上の面々は強烈なアピールが求められる。
13日のカナダ戦で満を持して先発した南野拓実(モナコ)はその筆頭だろう。
ご存じの通り、第一次森保ジャパンで攻撃の主軸を担い続けてきた男は、今年3月の新体制発足後は、一度も招集されずにここまで来た。
だが、今季は所属するモナコで、開幕3戦で3ゴール・3アシストという目覚ましいスタートを見せ、8月のフランス1部月間MVPに選出。本来の輝きを取り戻し、ついにお呼びがかかった。
今回は鎌田大地(ラツィオ)、堂安律(フライブルク)らポジション的に被るアタッカー陣が不在。カナダ戦は4-1-4-1(4-3-3)の右インサイドハーフで起用された南野としては、特に鎌田との違いを示す必要があった。
「4-3-3のインサイドハーフはまだプレーしたことはないですけど、そこに入ったとしてもトップ下っぽくプレーして、フォワードの裏のスペースに飛び込んでいけるような自分の特長を出したい」と、本人もイメージを膨らませていた。
【動画】「日本代表の選手としてプレーすることは誇りに思う」南野拓実インタビュー
そんな南野は、開始2分の田中碧(デュッセルドルフ)の先制弾につながるペナルティエリア内での仕掛けを見せるなど、序盤から積極的な姿勢を前面に押し出す。
10分過ぎからはボールを握ってきたカナダの攻撃を受け、南野はアンカーのサミュエル・ピエットをマンマークするような形になり、守備のタスクを確実に遂行。奪って素早い切り替えからゴール前へ出ていくというモナコでよく見られる動きも出していた。
前半の最大のビッグチャンスは39分。中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)の左からのパスに反応。ゴール前に抜け出して左足シュートを放つも、惜しくも枠の外。72分の決定機もそうだったが、こういうところで決め切っておけば、点取り屋として鎌田との明確な差別化ができる。乗りに乗っている今だけに結果が欲しかった。
「自分としては全然満足してなくて、3本か2本、決定的なチャンスがあったし、それをモノにしたかったのはある」と本人も悔しさを滲ませた。それでも「そこに行くまでの飛び出しとか良い距離感は、良い感覚を掴めたところもあった。そういう自分の良さを出して、今後のサバイバルでもっと上手くやれればいい」と前を向いていた。
【PHOTO】日本代表のカナダ戦出場17選手&監督の採点・寸評。3人が7点台の高評価。MOMは2ゴールの17番
10分過ぎからはボールを握ってきたカナダの攻撃を受け、南野はアンカーのサミュエル・ピエットをマンマークするような形になり、守備のタスクを確実に遂行。奪って素早い切り替えからゴール前へ出ていくというモナコでよく見られる動きも出していた。
前半の最大のビッグチャンスは39分。中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)の左からのパスに反応。ゴール前に抜け出して左足シュートを放つも、惜しくも枠の外。72分の決定機もそうだったが、こういうところで決め切っておけば、点取り屋として鎌田との明確な差別化ができる。乗りに乗っている今だけに結果が欲しかった。
「自分としては全然満足してなくて、3本か2本、決定的なチャンスがあったし、それをモノにしたかったのはある」と本人も悔しさを滲ませた。それでも「そこに行くまでの飛び出しとか良い距離感は、良い感覚を掴めたところもあった。そういう自分の良さを出して、今後のサバイバルでもっと上手くやれればいい」と前を向いていた。
【PHOTO】日本代表のカナダ戦出場17選手&監督の採点・寸評。3人が7点台の高評価。MOMは2ゴールの17番