「負けた監督が言うのも何だけども...」PK戦の末に準優勝。新潟Lの新指揮官はリーグのポテンシャルを確信【WEリーグ杯】

2023年10月15日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ハイプレスのなかで、しっかりと攻防が繰り広げられている」

惜しくも準優勝に終わった新潟L。写真:鈴木颯太朗

[WEリーグカップ 決勝]S広島R0(4PK2)0新潟L/10月14日/等々力陸上競技場

 アルビレックス新潟レディースは10月14日、WEリーグカップの決勝でサンフレッチェ広島レジーナと対戦。0-0で突入したPK戦は2-4で敗れ、準優勝に終わった。

 悔しい敗戦にも、今シーズンから指揮を執る橋川和晃監督は、ポジティブに試合を総括した。

「両チームの選手たちがベストを尽くし、お互いに良さを出し、良さを潰し合う、素晴らしい好ゲームだった。負けた監督が言うのも何だけども、両チームとも本当に素晴らしいサッカーを展開してくれた。見応えるのある試合。WEリーグのポテンシャルが、また一段と上がったような試合、内容だった。両チームの選手の素晴らしいゲームを称えたい」

 リーグのポテンシャルについて見解を問われると、2点に言及。1つ目は"3強崩し"だ。2021年のWEリーグ発足から、カップ戦と皇后杯を含めたすべてのタイトルを、三菱重工浦和レッズレディース、INAC神戸レオネッサ、日テレ・東京ヴェルディベレーザの3クラブが手にしてきた。

 2022-23シーズンで勝ち越したのも3クラブのみで、3位だったベレーザと4位の仙台Lの勝点差は15だった。新潟Lの指揮官は、その点に触れたうえで、「我々と広島が上がってきたのは、すごく良かった」と強調する。
【動画】橋川監督も称賛!激戦の新潟L対S広島R
 2つ目は、「ハイプレスのなかで、しっかりと攻防が繰り広げられている形で、ボールをつなぐところ」だという。さらに、グループステージで対戦したI神戸の田中美南やベレーザの藤野あおばを「クオリティが半端なく高い」として、「そういう攻守一体のなかで、うちの選手たちも、道上(彩花)や川澄(奈穂美)がクオリティのぶつけ合いを出していくと、ランクが、さらに2ランク、3ランク上がる」と期待した。

 そんな橋川監督は、決勝戦から得られた課題ともしっかりと向き合う覚悟を見せる。

「勝負の神様は細部に宿る。そういった意味で、一つひとつのプレーのクオリティを今後、追求していく。ラストパスの1本やコントロールシュートもそうだし、中盤でのつなぎ、守備でのアプローチ、そういった細かいところ。チーム全体としては、3か月間のなかで一つの方向性は向かせたいので、細部にこだわって、一つのプレーのクオリティを上げていかないといけない」

 そして、「もう一つクオリティを追求していかないと今後、勝点をしっかりと積み上げられないと実感した」とまとめた。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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