「アーセナルで学んでることを少しでも…」冨安健洋は還元を強く意識。クラブではSB、代表ではCB「見て盗むこともやっている」

2023年10月14日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「それが自然とジェスチャーとして出たのかな」

45分の出場ながら存分に存在感を示した冨安。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

[国際親善試合]日本 4-1 カナダ/10月13日/デンカビッグスワンスタジアム

 日本代表は10月13日にカナダ代表と対戦。開始わずか2分の先制弾を皮切りに、5戦連続で4点以上を奪い、4-1の完勝を収めた。

 この一戦で45分の出場ながら、センターバックで十二分に存在感を示したのが、冨安健洋(アーセナル)だ。安定した守備はもちろん、大きなジェスチャーを交えての最終ラインからの声掛けも際立つものがあった。

 試合後、世界最高峰のプレミアリーグ、それも超名門でプレーする冨安に、若手から中堅に立場が変わるなかでの「責任感」について尋ねた。すると、間もなく25歳となるDFは力強くこう口にした。

「それは、最初から変わらず...日本代表でプレーすること自体、責任感は伴いますし、大きくは変わらないです。なんていうんですかね、日頃アーセナルで学んでることを少しでも伝えていければいいなと思っているので、それが自然とジェスチャーとして出たのかなと思います」
【動画】まさに悠久の時の流れ…惚れ惚れする伊東純也のアシスト
 アーセナルではサイドバックを務めているのに対し、日本代表ではセンターバックでプレーする。複数ポジションをこなすことに関して訊いても、クラブから代表への還元の意識が垣間見えた。

「ポジションもそうですし、サッカー自体も違うので、はっきりと、簡単に比べられるものではないですけど、アーセナルのセンターバックが言われてることは僕も聞いてますし、そこで見て盗むこともやっているので、それを出せればいいなっていう感じで代表ではやってますね」

 冨安以外でも、同じプレミアリーグでしのぎを削る三笘薫(ブライトン)や遠藤航(リバプール)のほか、チャンピオンズリーグで戦う選手も大幅に増えており、所属クラブを見ても日本代表はワールドクラスのチームとなりつつある。

 トップクラスを代表に持ち込み、日常とする――。逞しく頼もしいディフェンスリーダーは、それを文字通り体現している。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

【PHOTO】日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介!

【記事】「小学生レベル」「恥をさらした」森保ジャパンに惨敗のカナダ代表、母国ファンは落胆!「サッカーしたことないのか?」

【記事】「一瞬にして凍りついた」韓国代表クリンスマン監督にソウルのホーム観客から痛烈なブーイング!「彼らは怒っているのだ」

次ページ【動画】伊東純也のアシスト ※白地部分をクリック

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事