「まだ何も成し遂げたわけではない」5年ぶりのルヴァン杯決勝へ、横浜指揮官は「アウェーの地でしっかり結果を出す」

2023年10月12日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「自分たちがやってきたことを出すことが大事」

ルヴァン杯の決勝進出に意欲を示す横浜のマスカット監督。写真:滝川敏之

 2018年以来の決勝進出へ、弾みのつく勝利になった。

 横浜F・マリノスは10月11日、ルヴァンカップ準決勝・第1戦で浦和レッズと対戦し、1-0で勝利した。

 試合後にケヴィン・マスカット監督が、「スタートの時に相手がアグレッシブに来ていた」と振り返ったように、立ち上がりは浦和のハイプレスに苦しみ、自陣でのミスからボールを奪われ、シュートに持ち込まれるシーンが目立った。

 それでも最終ラインでボールを保持しながら、丁寧にパスを繋いでリズムを掴むと、61分にアンデルソン・ロペスがPKを決めて先制に成功。その後はカウンターを受ける場面もあったが、守備陣を中心に身体を張って1点のリードを守り切った。
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 試合後、「タフな試合でした」と少し安堵した表情で語ったマスカット監督は、「全体的には勇気を出して突破していこうという姿勢で、ほとんど敵陣でプレーできたのではないか」と手応えも口にする。

 ただ一方で、「まだ自分たちは何も成し遂げたわけではありません。(決勝へ進出するためには)アウェーでもう1試合あります」とも話し、こう強調する。

「アウェーの地でしっかり結果を出す。自分たちがやってきたことを出すことが大事」

 15日に敵地・埼玉スタジアム2002で迎える第2戦は引き分け以上で、5年ぶりのファイナル進出となる。ACLグループステージ第2節・山東泰山戦に続き、公式戦2連勝を飾った勢いに乗り、決勝の地・国立競技場への切符を手にしたい。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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