「守備の出来が平均以下」遠藤航ではなくマカリステルをアンカー起用するクロップ采配に地元メディアが懸念「唯一のスペシャリストを見過ごし続けるのは心配だ」

2023年10月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ブライトン戦では苦しむところがあったのは明白だった」

プレミアでは先発1試合に留まっている遠藤。(C)Getty Images

 リバプールの遠藤航が10月5日のヨーロッパリーグ・グループステージ第2節、ユニオン・サン=ジロワーズ戦でハーフタイムに交代したのは、週末のプレミアリーグに備えての判断とも言われた。

 だが、ユルゲン・クロップ監督は8日のブライトン戦で遠藤を先発に起用せず。日本代表キャプテンは最後まで呼ばれることがなかった。

 クロップがアンカーに起用したのはアレクシス・マカリステルだ。しかし、守備的MFが本職の遠藤を使わず、インサイドハーフを本職とするアルゼンチン代表を選んだ指揮官の選択は議論を呼んでいる。

 リバプール専門サイト『This Is Anfield』は、「(マカリステルを)本職ではない位置で起用し、少なくとも夏の3番目のチョイスだった唯一のスペシャリストを見過ごし続けるのは心配だ」と報じた。

「クロップはマカリステルが『チームとしてうまく守れば必ず6番をこなせる』と言うが、守備の出来が平均以下ならどうなるかは見てきたとおりだ」

「マカリステルは今季のリバプールで出場時間が5番目に多い。すでにイエローカードを3枚もらっている。そしてブライトン戦では苦しむところがあったのは明白だった。それでも、エンドウがベンチから呼ばれなかった」

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 さらに、同メディアは「丸い穴をエンドウという丸で埋めるより、マカリステルという四角で埋めようとしていることにクロップが満足しているのは明らかだ」と続けた。

「エンドウの初日に『我々には本当に君が必要だ』と言いながら、クロップはリーグ戦で彼を使わなかった。現状、リバプールが唯一の6番に彼を選んだ理由が分からない。それらが近いうちに明白になることが期待される。だが今のところは、エンドウの適正や、本職でない位置でのマカリステルから何を得られるとリバプールが考え続けているのか、疑問が残り続けるだろう」

インターナショナルウィーク明けのリーグ次節で、リバプールはエバートンとのマージーサイドダービーに臨む。大一番で遠藤に先発出場の可能性はあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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