バイエルンに所属するドイツ代表のGK、マヌエル・ノイアーが新たなトラブルに巻き込まれている。

　カタール・ワールドカップ後の休暇中に向かった雪山で右足を骨折した37歳は、９月下旬についにトレーニング復帰。まだフルメニューを消化できるほどではないようだが、バイエルンのクリストフ・フロイントSDが「すぐにピッチに戻って来るだろう」と示唆する状態にまで回復している。

　念願の戦列復帰が近づくノイアーだが、実はいま、思わぬ悩みを抱えているかもしれない。

　ミュンヘンの地元紙『TZ』によると、それはインターネット上に出回っている偽動画のこと。その動画はいかがわしいアプリをPRする内容で、なんとノイアーが「短期間で１万ユーロ以上を稼ぐ方法のヒントを教えます。運が良ければ、大金が得られる」と発言している（ように見える）のだ。

【画像】復帰に向けてギアを上げるノイアー

　言わずもがな、これはAI（人口知能）を悪用したフェイク動画であり、ドイツメディア『Sport1』は「ノイアーのマネジメントが法的措置を検討中」と報じている。

　昨年は自身の財布を拾ってくれたタクシー運転手から謝礼（サイン入りユニホーム）に関する難癖をつけられたほか、主将として臨んだワールドカップで早期敗退を喫し、１年近くを棒に振る重傷も負ったノイアー。今回の件は本人にまったく非のある話ではないが、このところ運に見放されている印象も…。

　たびたびずれ込んでいる復帰が、再延期とならないことを祈るばかりだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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