「日本からなんというサプライズ!サッリは大喜び」鎌田大地の代表選外にラツィオ専門サイトがなぜ歓喜?

2023年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「インサイドハーフの新たな役割に溶け込むプロセスを早められる」

試合には出られる状態ながら、日本代表メンバーから外れた鎌田。(C)Getty Images

 ラツィオの鎌田大地は、10月のインターナショナルウィークに臨む日本代表メンバーから外れた。

 10月4日、森保一監督は13日と17日の国際親善試合に向けて招集選手を発表。鎌田とフライブルクの堂安律が招集外となり、話題を呼んだ。指揮官はコンディションを理由にあげている。

 昨季でフランクフルトを退団した鎌田はこの夏、ミランへの移籍に近づいたものの、クラブの方針転換もあって破談となり、8月に入ってラツィオと契約するまで無所属の状態が続いた。

 ラツィオでは開幕からスタメン入りし、ここまで公式戦7試合に出場。だが、マウリツィオ・サッリ監督のチームで周囲とのコンビネーションに難があるとの声も少なくない。セリエAで7戦7ポイントの16位とチームの低調もあり、厳しいシーズン序盤戦となっている。

 代表の常連である鎌田にとっては、当初想定外の状況だろう。だが、インターナショナルウィークもクラブに残ることは、サッリ戦術の吸収を早めるのに役立つとも言える。

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 招集メンバー発表を受け、ラツィオ専門サイト『La Lazio Siamo Noi』は、「日本からなんというサプライズ!サッリは大喜び」と題した記事で、鎌田の選外を伝えた。

「日本からサッリ監督に朗報だ。サムライブルーの次の代表戦にカマダが招集されなかった。おそらくはフォルメッロ(ラツィオ練習場)に残り、最高のフィジカルコンディションを取り戻して、サッリのサッカーのアイディアに溶け込めるようにするためだ。サッリはインターナショナルウィークでカマダを指揮できる。インサイドハーフの新たな役割に溶け込むプロセスを早められる」

 サッリは先月、自身のことを、新戦力をシステムに溶けこませるのに最も時間を必要とする指揮官と表現した。チャンピオンズリーグにも出場している今季は日程が過密だけに、より一層の時間が欲しいところだろう。

 それだけに、リーグ中断の間も鎌田を指導できれば、サッリにとって朗報となるのは確かだ。この期間を生かし、鎌田とサッリ、そしてラツィオが状況を好転させられるか注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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