「全てが5年先を行っている感じ」都並敏史が読売クラブ加入時のカズに受けた衝撃を語る!「いくらでも点が入っちゃう」

2023年10月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「プロ選手としての意識が別格」

都並氏がカズ(写真)が読売クラブに入った頃の凄さを振り返った。(C)SOCCER DIGEST

 元日本代表MFの鈴木啓太氏が、9月30日に自身のYouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。元日本代表DFの都並敏史氏に、三浦知良(オリベイレンセ)の話を聞いた。

 56歳の今も現役を続けているカズと、その5学年上の都並氏は、読売クラブ(後のヴェルディ川崎、現・東京ヴェルディ)時代にチームメイトだった。生え抜きの都並氏に対して、カズはブラジルでプロキャリアをスタートしてから、1990年に加入した。

 鈴木氏にカズの加入当初の話を振られた都並氏は、当時の監督に「君らよりも5年進んでいるよ」と言われたと回想する。

「5年って、意味が分からないんだけど、来たら本当に良く分かった。全てが5年先を行っている感じ。サッカーへの取り組み方もそうだし、今では当たり前のプロとしての肖像権の扱いとか、何も知らない頃だから。全部、完璧なわけ」

「プロ選手としての意識が別格」だったというカズは、動きも凄かったという。
【動画】「何でこんな身体が速く動くの」都並敏史が帰国時のカズを回想
「プロの厳しいなかで、節制しながら作り上げてきた身体。キレが違う。いくら俺らが今、練習しても、そのキレにはならないな、というのがはっきり分かる身体のキレを持っていた。誰も勝てなかった。何でこんな身体が速く動くのか」

 Jリーグの開幕前でアマチュア選手だった自身とは、次元が違ったと振り返り、具体的なプレーについて、こう語る。

「こぼれ球に反応して、すぐダイレクトで打つみたいなシーンが、全然レベルが違う。だから、いくらでも点が入っちゃうみたいな感じ」

 都並氏が披露した30年以上前の逸話に、鈴木氏は感嘆の声を上げていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

「短い間にこんだけ成長した国はない」英国人専門家が日本サッカーの進化に驚愕!「30年前はプロリーグすらなかったのに凄くない?」

カズが18歳の日本人選手にかけた言葉。横浜FCの永田滉太朗がポルトガル2部に挑戦「中島翔哉選手に似ているとは言われる」

「行っちゃうでしょ」内田篤人が噂される久保建英のマドリー復帰に持論!「野球は大谷選手がすごい。レアルなら...」

次ページ【動画】都並敏史が帰国時のカズを回想

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事