「我々は“北”ではない」韓国戦に完勝を収めた北朝鮮女子代表の監督がまさかの抗議!「正しく呼ばないと質問に答えませんよ」【アジア大会】

2023年10月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

9年ぶり4度目の優勝に向けて好調をキープ

国内の強豪クラブの監督も兼務するリ・ユイル監督(左)。確かな手腕で北朝鮮女子代表チームを率いる。(C)REUTERS/AFLO

 北朝鮮女子代表チームの指揮官が不快感を露にし、異例の呼びかけだ。

 中国・杭州で行なわれている第19回アジア大会。現地9月30日に女子サッカー競技の準々決勝が開催され、北朝鮮は韓国との南北決戦を4-1で制した。前半終了間際に相手に退場者が出るなか、後半にラッシュを仕掛けての完勝。韓国側からは主審の不可解なジャッジに関して非難の声が上がったが、過去3度の優勝を誇る北朝鮮がベスト4に駒を進めた。

 その試合後の記者会見だった。韓国の記者が「北」というフレーズを使ったことに、北朝鮮女子代表のリ・ユイル監督が過敏に反応。「我々は北側ではなく朝鮮民主主義人民共和国です。朝鮮です。そこははっきりさせましょう」と強い口調で抗議し、「でないと質問には答えませんよ」と突っぱねたのだ。

 前日には女子バスケットボールでも南北対決が実現したが、その試合後の会見で「ノースコリア」という言葉が出て、チーム広報が「私たちはノースコリアではない。DPRコリア(朝鮮民主主義人民共和国)だ。それはおかしい。アジア大会ではすべての国名を正しく呼ばなくてはならない」と強く非難していた。
 
 全国紙『ソウル新聞』によれば、「彼らが国際大会で呼び名を変えるように主張したのは今回が初めてではない」という。「2009年にはサッカーの代表監督が同様のクレームをつけた。基本的にあまり問題視されてこなかったが、今回は強く不満が表明された格好だ」と伝えている。なんともデリケートな問題だ。

 北朝鮮女子代表はベスト4でウズベキスタンと対戦する。リ・ユイル監督は「チームのすべてに自信を持っている。雰囲気も良く、今日の勝利でさらに波に乗れるだろう。次の相手がどこであろうと目標(金メダル)を達成するために全力を尽くすだけだ」とコメントしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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