今季限りでの現役引退を表明した小野伸二に、森保一監督が想いを伝えた。

　日本代表の指揮官は、９月29日に行なわれたJ１第29節の浦和レッズ対横浜FCを視察。試合後、取材に応じて、「（自身の）現役時代に日本人で一番天才だなと思ったのが小野伸二」と、当時の印象を明かしている。

「どこから、このピッチを見ているんだろうなと。同じピッチに立っていても、見えている世界が違うなと思いながら試合をしていた。

　小野選手はサッカーが好きで、上手くなりたい、勝ちたいということをプレーで表現できる。サッカーの魅力を伝えてくれる選手で、引退するのは寂しい」
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　また引退後に関しては、「どういう人生を歩むかは分からないが...」として、次のように続けた。

「彼はヨーロッパのタイトルを取っているし、日本代表でも世界を経験していて、あれだけの技術がある。サッカーを知っている人が現場で活躍してくれたらと思う。あれ以上の選手を育ててほしいし、そういう仕事に就いていただけたら嬉しい」

　森保監督は、不世出のファンタジスタに指導者としてのセカンドキャリアを期待した。

取材・文●藤井圭（サッカーダイジェストWeb編集部）

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