「わざと腕を上げているように...」札幌MF小林祐希の“肘打ち”ファウル、元日本代表DFの見解は? 主審への抗議は「こいつ相当、口が悪いので(笑)」

2023年09月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「めちゃくちゃ良いヤツなんですよ。ただ...」

札幌・小林のファウルが、Jリーグジャッジリプレイで取り上げられた。写真:福冨倖希

 Jリーグは9月23日、J1第28節の名古屋対札幌(1-1)を開催。この試合のファウルシーンが『Jリーグジャッジリプレイ』で取り上げられ、ゲスト出演した元日本代表DFの安田理大氏と槙野智章氏、元国際審判員の家本政明氏が議論を交わした。

 問題のシーンは70分、右サイドでボールを受けた札幌MF小林祐希の右肘が、プレッシャーにきた名古屋MF森島司の顔に入り、主審はゲームをストップ。小林は不満を露わにし、主審へ抗議。この異議に対し、イエローカードが提示された。

 実はこの試合では、30分にも近しい状況の事象があった。ボールを奪いにいった名古屋MF稲垣祥の肘が、小林の顔面付近を直撃。これに対しては、ホイッスルが吹かれなかったのだ。槙野氏はこのプレーで小林に不満が溜まり、2つ目の行為に繋がったのではないかとの見解を述べた。
【動画】小林祐希の"肘打ち"ファウルシーン
 また安田氏は、2つのシーンを比較。次のように分析した。

「僕はこの2つ目のイエローをもらったシーンでは、(小林は)相手が来るのを分かって、わざと腕を上げているように見えます。1つ目のシーンは、稲垣選手が完全に先にボールを奪って身体が入っているので、2つ目のほうが印象は悪く見えます」

 元審判員の家本氏は、小林が"異議"によってイエローをもらったのに着目。「異議でイエローを出さなくてもいいのではないか。選手に冷静になってもらう。それでも良かったんじゃないのかな」と指摘した。

 これに安田氏は、「いや映ってないですけど、こいつ相当、口が悪いので(笑)。めちゃくちゃ言っていると思いますよ」と発言。「僕は小林祐希のことを良く知っているので、カバーすると、めちゃくちゃ良いヤツなんですよ。ただ、試合になったら気持ちが熱くなって言っちゃうヤツなので、(映像では)後ろ向いているけど、口はめちゃくちゃ悪いこと言ってます」と持論を展開した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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