【なでしこジャパン8-0アルゼンチン|採点&寸評】終始圧倒してゴールラッシュ! 軒並み高評価の中でテクニシャン長谷川をPOMに!

2023年09月23日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

新たなシステムにチャレンジ

【警告】日本=なし アルゼンチン=A・コメッティ(9分)、R・ヌニェス(79分)
【退場】なし
【Player of the match】長谷川唯(日本)

【国際親善試合】日本8-0アルゼンチン/9月23日/北九州スタジアム

 なでしこジャパンは9月23日、国際親善試合でアルゼンチンと対戦。ワールドカップ後初の強化試合で8-0の完勝を収めた。
【PHOTO】なでしこJのアルゼンチン戦出場17選手&監督の採点・寸評。2ゴールの長谷川を高採点。田中美の献身的な守備も評価
 日本は立ち上がりからボールを保持すると、2分に田中美南が相手のミスを突いて先制点を挙げる。さらに10分には長谷川唯がPKを決め、25分には高橋はながダイビングヘッドシュートを叩き込んだ。39分には長谷川が個人技から追加点を奪い、前半だけで4点をリードする。

 後半も主導権を握ると、61分に清家貴子、66分に杉田妃和、80分にPKで植木理子がネットを揺らす。終了間際には清家が見事なループ気味のゴールを挙げ、ゴールラッシュを締めくくった。
 
▼日本女子代表のチーム採点「7.5」
 ほとんどの時間でボールを保持し、テンポの良いパスワークで相手を圧倒。中盤の長谷川唯と長野風花が常に流動的に動くことでスペースが生まれ、攻撃の勢いがどんどん加速していった。

 守備の安定感も抜群で、ほぼピンチを作られなかったのは、アンカーを務めた熊谷紗希が球際で強さを発揮し、CBの南萌華と高橋はなの素早いカバーリングがあったから。

 日本はこの試合で、ワールドカップでの3-4-2-1から、4-3-3と新たなシステムにチャレンジ。相手が長距離移動などによってコンディション面に問題を抱えていたとしても、新しいシステムを試したなかで、8ゴールの完封勝利は、大きな自信につながるはずだ。

 90分間、終始圧倒していたため、ほとんどの選手を軒並み高評価。なかでも、2ゴールの長谷川は、類まれな個人技を何度も披露し、巧みなボールキープから、鋭い縦パスやスルーパスでチャンスを創出した。このテクニシャンを採点「8」でPOMに選んだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

※Player of the match=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

「おぞましい結果だ」なでしこJに大量8失点のアルゼンチン、まさかの惨敗にファン嘆き!「日本とはレベルが違いすぎる」

【PHOTO】北九州スタジアムに集結したなでしこジャパンサポーター!

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