Jリーグは９月23日、J１第28節の６試合を各地で開催。味の素スタジアムではFC東京対サガン鳥栖が行なわれ、３－２でFC東京が勝利した。

　序盤はポゼッションで優位に立つ鳥栖がペースを握る。18分には河原創の浮き球パスに反応した長沼洋一がダイレクトで合わせてネットを揺らす。一度はオフサイドの判定も、VAR介入の末、ジャッジ変更で得点が認められ、鳥栖が先手を取る。

　さらに29分、堀米勇輝のロングパスを敵陣ボックス内で受けた富樫敬真が相手に倒され、PKを獲得。富樫自らがキッカーを務め、ゴール右に流し込む。

　２点ビハインドのFC東京が反撃を試みるも得点は奪えず。試合は鳥栖が２点リードの２－０で折り返す。
【動画】反撃の狼煙！ アダイウトンの豪快ヘッド弾

　迎えた後半、FC東京が１点を返す。54分、バングーナガンデ佳史扶のクロスをアダイウトンがヘッドで押し込む。

　これで勢いづいたFC東京は59分、試合を振り出しに戻す。バングーナガンデのクロスはアダイウトンのヘッドを経由し、最後は渡邊凌磨が蹴り込んだ。

　その後もお互いに勝ち越し弾を狙ってせめぎ合うなか、スコアボードを動かしたのはFC東京だ。87分、渡邊のシュートのこぼれ球を俵積田晃太が押し込み、これが決勝点に。圧巻の逆転劇でFC東京が５試合ぶりの白星を掴んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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