「フィジカル面で上回られた」なでしこJに大量8失点の惨敗。アルゼンチン指揮官は試合をどう振り返った?「7名の中心選手たちがいれば...」

2023年09月23日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「本当に今日の結果は残念」

アルゼンチンのポルタノバ監督が日本戦を振り返った。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 なでしこジャパンは9月23日、国際親善試合でアルゼンチンと対戦し、8-0で完勝。大量失点で惨敗を喫したアルゼンチンのヘルマン・ポルタノバ監督が、ゲームを振り返った。

 日本はこの試合で、ワールドカップで用いた3-4-2-1から、4-3-3へとシステムを変更。アルゼンチン指揮官はこの日本のフォーメーション変更に触れつつ、次のように語った。

「日本はワールドカップの時と比較して、異なったシステムでプレーしてきた。私たちは日本の試合は事前に分析していました。しかし、終始ボールを追いかけるような展開になってしまった。日本がどんなシステムできたとしても、フィジカル面で私たちは上回られた」
【PHOTO】北九州スタジアムに集結したなでしこジャパンサポーター!
 また、来日が遅れたことによるコンディション面や、本来の主力メンバーを招集できなかったことなど、様々な要素が不利に働いたとした。

「代表の中心選手7名が今回招集できなかったことなどがあり、大きなアドバンテージがある状態での試合となった。暑さもあったし、今日の試合に関しては、その7名の中心選手たちがいれば、敗戦という結果にはなったかもしれませんが、もう少し良い内容のゲームができたのではないかと思う」

 ポルタノバ監督は「本当に今日の結果は残念」と肩を落としたが、「こういった敗戦を通じて、アルゼンチンの女子サッカーはアグレッシブに挑んでいく必要がある」と今後に向けて前を向いた。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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