「良いトラップができた」ベレーザを3-0圧倒!I神戸FW田中美南が鮮烈先制弾を振り返る「自分は左も振れるので...」

2023年09月18日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「すごくコースが見えて、流し込むだけでした」

愛川(中)のパスを受けて、先制点を決めた田中(左)。(C)WE LEAGUE

[WEリーグカップ グループB第4節]ベレーザ0-3I神戸/9月17日/味の素フィールド西が丘

 INAC神戸レオネッサは9月17日、WEリーグカップのグループB第4節で日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦。3-0で勝利した。

 2連勝で最下位から2位に浮上して、決勝進出に望みをつないだ一戦で、値千金の先制ゴールを決めたのが日本女子代表FWの田中美南だった。

 16分、愛川陽菜の折り返しに反応した田中は、見事なターンで背後についていた相手DFをかわすと、左足でネットを揺らした。今夏の女子ワールドカップでも得点を決めたストライカーは、マーカーを圧倒したシーンを、こう振り返った。

「陽菜が粘ってくれて、出した瞬間に、ディフェンダーの選手が多分、(私が)右で止めるの警戒して、早めに下がった。自分は左も振れるので、良いところにトラップで置けたら、すごくコースが見えて、流し込むだけでした」

 敵が逆方向に動いても、対応できていたとして、「相手を見ながら良いトラップができたと思います」と胸を張った。
【動画】背後のCBを見事なターンで無力化!I神戸FW田中美南の先制弾
 先制弾以外でも、持ち前のキープ力を活かしたポストプレーで再三チャンスを作るなど、抜群の存在感を披露。今季から就任したジョルディ・フェロン監督からも、高く評価されている。

「彼女のプレーの判断も、非常に良いと思います。スペースに上手く流れるプレーもしてくれますし、ボールを受けに下がってきてくれます」

 18日から活動を開始する、なでしこジャパンのメンバーに選ばれている田中。23日のアルゼンチン戦に向けて、「ワールドカップのメンバーが軸ですし、しっかり、もう一回集合して、合わせていくなかで、南米のチームとやる楽しみもある」と語る。

 そして、「北九州の人たちに良い試合を届けて、また女子サッカーを盛り上げられるように。 自分も結果、やっぱり取りたいなと思います」と意気込んだ。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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