ヴァーディーのラッシュ再び! 難敵に快勝したレスターが首位キープ!! 岡崎も果敢なプレスで貢献――レスター 2-0 リバプール

2016年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

トップギアに入ったレスターはチャンピオンロードを突き進む。

距離のある位置から強烈な一発を見舞ったヴァーディー。これで2試合連続ゴールとなり、首位をひた走るチームを牽引している。 (C) Getty Images

 2月2日(日本時間2月3日)、プレミアリーグ第24節が行なわれ、首位のレスターはホームでリーグ7位のリバプールと対戦し、2-0で勝利した。
 
 前節、ストークに3-0で快勝し、首位に浮上したレスターのメンバーに変更はなし。年明けから好調を維持して定位置を確保した感のある岡崎は、この試合でも4-4-2の最前線に入った。
 
 試合序盤は、互いにインテンシティーの高さを武器とする両チームが中盤で激しくせめぎ合って主導権を奪い合い、そうしたなかでレスターがこの試合のファーストチャンスを作り出す。
 
 8分、ハーフウェーライン付近でボールを奪取した岡崎が、サイドに開いたヴァーディーに展開し、そのリターンのクロスボールをフリーでゴール前に走り込んでいた岡崎がヘディングで合わせるも、ミニョレに弾かれる。
 
 以降の時間は、個々の能力で上回るリバプールが落ち着きを取り戻してボールを支配。しかしゴール前でのパスミスが目立って、決定機を生み出すまでには至らない。
 
 一方のレスターは、そうした相手のミスからボールを奪取し、得意のカウンターを発動させようとするも、リバプールの出足の速い寄せに基点をことごとく潰され、こちらもチャンスを目立ったシーンを作らせてもらえない。
 
 リバプールが優勢に試合を進めたが、結局、互いに無得点のままで折り返しとなった。
 
 迎えた後半、ホームサポーターの大声援の後押しを受けたレスターが積極的なプレスでボールを奪いにきたことで、試合はオープンな展開となる。
 
 ここでアクセントとなったのは、岡崎のチェイシングだ。この日本人ストライカーの果敢にプレスが、ビルドアップをしようとするリバプール最終ラインの動揺を誘い、ミスを誘発させる。
 
 こうして試合を優位に進めたレスターが60分、ついに先手を奪った。
 
 自陣からマハレズが前線にロングボールを送ると、抜け出したヴァーディーはゴールから距離のあったものの迷わずダイレクトシュートを放ち、ゴールネットを揺らしたのだ。
 
 このスーパーゴールで波に乗ったヴァーディーは、さらに71分にも快哉を挙げる。
 
 リバプールCBのサコがロングボールの処理を誤ったところで、岡崎がルーズボールを拾ってシュート。これが相手DFのモレーノに当たってヴァーディーの目の前に転がり、フリーとなっていた彼は難なくゴールに流し込んだ。
 
 2点を失ったリバプールが最前線に長身FWのベンテケを投入し、パワープレーに逆転の活路を見出そうとするも、レスターのフート、モーガンの両CBの前ではパワー不足の印象が否めず、得点を奪うことは叶わなかった。
 
 レスターはホームで2-0の勝利。再びトップギアに入った首位チームは、チャンピオンロードを突き進む。
 
 次節は、中4日で2位・マンチェスター・シティとの一戦を迎える。今シーズンのプレミアリーグを占う一戦とも言えるだけに、大いに注目だ。
 
 
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