【鹿島2-0福岡|寸評】新10番の柴崎が安定したプレーを披露。福岡は攻撃面の不安を露呈

2016年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島――前線からのタイトなディフェンスが機能。

【警告】鹿島=町田(33分) 【退場】なし

【試合内容】
 立ち上がりから鹿島が前線からプレッシャーをかけ、4分に垣田がDFのクリアをカットして先制。その後も鹿島がポゼッションで優位に立ち、福岡が受けに回る展開が続く。後半は、68分にインターセプトからそのまま持ち上がった昌子が追加点を奪い、そのまま2-0で鹿島が勝利した。

【鹿島|チーム寸評】
 キャンプを通じて取り組んできた前線からの守備がチーム全体に浸透しつつあることを感じさせた。2得点はいずれも早いプレッシャーから生まれたもの。ただ、ボール支配の割にチャンスは少なく攻撃はまだまだ。
 
【鹿島|選手寸評】
GK
21 曽ヶ端準
後半、冨安の強烈なミドルシュートを浴びたが的確に弾いた。
 
DF
3 昌子 源(76分OUT)
ヒヤリとさせるパスミスもあったが出足が鋭くゴールも決めた。
 
22 西 大伍(69分OUT)
垣田にあと一歩というクロスを送るなどまずまずの出来。
 
28 町田浩樹(72分OUT)
良いプレーもあり、慌てる場面はなかったが、安定したとは言えない。
 
36 田中稔也
逆サイドからのロングボールのファーストタッチに苦労した。
 
MF
10 柴崎 岳(69分OUT)
見事なファーストタッチで軽やかに相手をかわして攻撃の起点に。
 
13 中村充孝(63分OUT)
パスは来なかったが、ダイアゴナルの動きを繰り返した。
 
25 遠藤 康(63分OUT)
西とのコンビネーションで右サイドから攻撃の形を作った。
 
35 平戸太貴
球際に飛び込む激しさを見せたが、パスのリズムがワンテンポ遅い。
 
FW
9 ジネイ(63分OUT)
運動量が少なく、あまりボールに触る機会がなかった
 
37 垣田裕暉(69分OUT)
相手DFへのプレスが秀逸。クリアを阻止したボールが、そのままネットを揺らした。
 
[交代出場]
FW
34 鈴木優磨(63分IN)
積極的にゴールを狙い、チーム最多の3本のシュートを放った
 
FW
18 赤﨑秀平(63分IN)
1アシストはしたものの、ゴール前でもたつく場面もあり、いまひとつだった。
 
FW
15 高崎寛之(63分IN)
赤﨑とコンビネーションが機能せず。流動的な攻撃ができなかった。
 
MF
26 久保田和音(69分IN)
守から攻へ鋭い切り替えを見せ、ゴール前に入っていった。
 
DF
16 山本脩斗(69分IN)
高い位置でプレーしていたが、抜き去るところまではいかなかった。
 
MF
40 小笠原満男(69分IN)
高いボール奪取力を披露。昨季より相手へのプレッシャーが増した。
 
DF
17 ブエノ(72分IN)
1対1に落ち着いて対応。身体能力の高さを示した。
 
DF
5 青木 剛(76分IN)
綺麗なフィードは蹴っていたが、攻撃のリズムは作れず。
 
監督
石井正忠
様々な選手を試しつつ、勝利をゲット。調整の順調さを感じさせた。

次ページ福岡――素早く攻める意図は感じたが、精度はまだまだ。

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