「成長する勇気を持っていない」主将ギュンドアンが低迷続くドイツの現状を語る「ワールドクラスはたくさんいるけど...」

2023年09月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分自身に疑問を持つべきだ」

ギュンドアンがドイツの現状を語った。(C)Getty Images

 ドイツ代表の主将イルカイ・ギュンドアンが胸の内を明かした。ドイツメディア『エクスプレス』が伝えている。

 ドイツは9月9日にホームで行なわれた日本代表との国際親善試合で1-4の大敗。翌日にハンジ・フリック監督の解任が発表された。

 ギュンドアンは「今の気分は悲しみ、フラストレーション、失望が入り混じったものだ」と落胆。またチームを去った指揮官に対し、「ハンジを失望させてしまったような気がする。彼は常に集中力があり、エネルギーとモチベーションに満ちていた。残念ながら、チームとしてそれをパフォーマンスに反映できなかった」と悔やむ。

 ドイツは公式戦3連敗。トンネルから抜け出せない現状に、キャプテンは「自分自身を過大評価せず、自己批判的でなければならない。私たちは自分自身に疑問を持つべきだ」と訴える。
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「ベースを作るべきだ。代表チームでは、最高の状態で臨まなければならない。ドイツは常に集団を強くしてきた。常にワールドクラスの選手がいたわけではないが、ワールドクラスのチームだった。今はワールドクラスの選手がたくさんいるけど、それをピッチで表現できていない」

 ギュンドアンは「人間関係に問題はない」と断言する一方、思うところもあるようだ。

「でも、壁があったり、恥ずかしがり屋はいる。プライベートな環境や所属クラブで知っているように、誰もが自分を表現できるわけではない。特に若い選手はそうだ。彼らはトレーニングでもピッチの外でも、100パーセント成長する勇気を持っていないんだ」

 チームの可能性は信じて疑わない。「我々はさらに良いユニットになれると信じている」と強調する。それと同時に「過去数か月間に犯した間違いを、ただ受け入れることはできない。私たちはそれに抵抗し、反応しなければならない。現時点ではそれが欠けている」と指摘した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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