「誰ももう快挙とは言わない」ドイツを4発粉砕した日本代表に中国メディアから最大限の賛辞! 一方で「我々はマレーシアにも舐められた」と嘆きも

2023年09月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アジアの一流レベルから大きくかけ離れている」

世界が目撃したドイツ戦の快勝劇。森保ジャパンの声価は高まる一方だ(写真手前は三笘)。(C)SOCCER DIGEST

 日本サッカーへのリスペクトが止まらない。

 現地9月9日、日本代表は敵地に乗り込んでドイツ代表と対戦し、4-1の快勝を収めた。11分に伊東が先制点を挙げて、その後追いつかれるがすぐさま上田のゴールで突き放し、後半も危なげない戦いぶりを披露。最終盤に浅野、田中が連続ゴールを決めて、カタール・ワールドカップでのリベンジを期した大国を見事返り討ちにしたのだ。

 その試合の7時間前、中国では同国代表チームがマレーシアとのテストマッチに臨み、1-1で引き分けた。試合後の会場にはブーイングがこだまし、選手たちにペットボトルが投げ込まれるなど騒然とする事態に。中国メディア『新浪体育』は「日本に敗れたドイツのファンと同じ心境だったのだろう。中国代表はずっと暗いトンネルを彷徨っている」と記し、次のように論じている。

「もはや日本がドイツに勝っても、誰ひとり"快挙"とは言わなくなった。それだけ内容を伴なった4-1の勝利であったわけで、ドイツの選手たちはまざまざと現実を突きつけられたのだ。まさに爆発的な勝利だった。ワールドカップで敗れて、ドイツのモチベーションが低かったはずがない。日本は全力で臨んできたドイツに"ダブルキル"を達成したのである」

 さらに同メディアは「決して偶然ではない」と評し、「勝てるというメンタリティでプレーしたので、あまりいろいろ考えずにプレーできた」という守田のコメントを紹介。「試合後も日本の選手たちはあっけらかんとそのように語り、まるでホームで戦っているかのようにリラックスしていた。それもそうだろう。選手の大多数が欧州でプレーしていて、出場した選手の半分がドイツで活躍しているのだから…。森保監督はチームをうまく新陳代謝させていて、チーム強化は順調そのものだ」と称えている。
 
 翻って、中国代表の現状についてはかなり悲観的だ。「マレーシアの監督は試合前、"我々は勝つために来た。十分に実現できると信じている"と豪語していた。中国サッカーへのリアルな評価がそこにあり、我々は彼らにさえ舐められているのだ」と分析。そのうえで「マレーシアは(FIFAランクが)134位で、中国は80位。そこにどれだけの差があるというのか。アジアの一流レベルから大きくかけ離れている点では同じなのだ」と続けている。

 最後に同メディアは「地元でのアジア大会で流れを少しでも変えたいところだ。U-24世代は悪くない」との一文で締め、9月19日から杭州で開催されるアジア大会に期待を込めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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