元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が、自身の公式YouTubeチャンネルを更新。４－１でドイツに勝利した日本代表の面々を"ガチ格付け"した。
【動画】闘莉王がキレ気味に苦言を呈したのは...
　現地９月９日にドイツのヴォルフスブルクで行なわれた国際親善試合で、森保ジャパンはドイツに完勝。11分に伊東純也が先制点を挙げ、19分に同点に追いつかれるも、22分に上田綺世が勝ち越し点を奪う。終了間際には途中出場の浅野拓磨と田中碧が加点。敵地で難敵を一蹴した。

「良かった選手には８点」と基準を設定した闘莉王氏が一人ひとりを採点していくなか、１得点の浅野には及第点を与えたものの、寸評はやや厳しめだ。

　75分、左サイドで三笘薫のスルーパスに抜け出した浅野は、自慢の快足を飛ばしてGKと１対１に持ち込む。右サイドからは伊東も攻め上がってフリーの状態に。ここで浅野はシュートを選択。ただ、テア・シュテーゲンの好守に阻まれ、決め切れなかった。

　闘莉王氏は、この決定機逸に不満があるようだ。FWは「エゴイストにプレーしなきゃいけない」と浅野の判断に理解を示しつつ、「ちゃんと決めなきゃダメ」とシビアに論じる。

　加えて、伊東にパスをしていれば得点できたと悔やみ、「少しチームのことを考えなきゃいけないのかなと。点を取ってくれたんですけど、ああいったプレーはやっぱり見逃せない」と苦言を呈する。
 

　浅野の得点シーンも似たようなシチュエーションだった。90分、相手のミスを突いた久保建英がドリブルで独走。GKと１対１になり、ギリギリまで待って、並走していた浅野に横パス。浅野がこれを難なく流し込んだ。

　闘莉王氏は「ごっつぁんゴール」と表現し、「はいポンと、決めるだけ。あなたもそういう場面、ありましたよね。ちゃんと右に転がして、純也もああいう形で点を取れたんでしょと。そういうところはね、ちゃんと勉強してほしいです」と訴えた。

「久保選手のようなプレーをしてほしかった。あれ（自らシュート）、やってもいいんですよ。でもちゃんと決めると。決めないと、自分がやったことが失敗になります」

　ちなみに、浅野へのアシストほか、田中のゴールもお膳立てした久保に、闘莉王氏は「好調さが物語っています。8.5」と評価した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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