日本サッカー協会が掲額式典を開催。セルジオ越後氏や高橋陽一氏、2011年W杯覇者なでしこJらが殿堂入り

2023年09月10日 藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)

4名と1チームがサッカー殿堂入りを果たした

記念プレートを贈呈された高橋陽一氏(下段左)ら受賞者たち。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 日本サッカー協会(JFA)は9月10日、殿堂掲額式典を行なった。

 6月に本年度のサッカー殿堂入りを果たした面々を発表しており、式典には、国士舘大で長く監督を務め、現在は同大理事長の大澤英雄氏、前JFA会長の大仁邦彌氏、元プロ選手で解説者のセルジオ越後氏、漫画『キャプテン翼』の作者・高橋陽一氏、2011年女子ワールドカップ王者のなでしこジャパンのメンバーら受賞者が出席した。
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 式典では記念プレート贈呈と、インタビューが行なわれた。受賞者はそれぞれ次のようにコメントしている。

大澤英雄氏
「12、13歳になった時からの目標はサッカーの指導者でした。それは一度も変わっていません。少年サッカーから中学高校を飛び越えて大学サッカーの指導者になって、チームを一から育てていく思いで今日を過ごしていました。だから今日が(指導者生活で)一番の感動の日です」

大仁邦彌氏
「初めてワールドカップに出た98年のあの時の悔しさは忘れられません。嬉しさよりも悔しさが残っています。(なでしこジャパンへの期待の問いに)女子サッカーも強くなって、もう少し一人ひとりがレベルの高い選手になっていくと、もっと良くなるのではないかという気がします」

セルジオ越後氏
「いろんな人に支えられて評価されました。僕は日本に来て51年になりますが、こんなに嬉しいことはないです。あとは私はブラジル国籍ですから、両親の国で表彰されたことは、親孝行できたなと思いました。これからも頑張ります」

高橋陽一氏
「当初、日本サッカーはワールドカップに出場することも難しいと言われていたなかで、日本ではJリーグもできて日本各地にクラブができて、今は優勝を狙えるぐらいにまでなってきていて、どんどん世界に近づいているなと感じています」

佐々木則夫氏
「(2011年の)優勝だけではなく、その後のオリンピックも、4年後もファイナルまで進みました。そういった意味でも、このメンバーというのはサッカーをみんなでやっているのが楽しいという結束で、ここまで行けたと思います。僕は幸せ者です」

取材・文●藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)

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