22年ぶりの屈辱で支持率は15%…監督交代待ったなしのドイツ代表を託せる人材は?

2023年09月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ドイツ紙はナーゲルスマンとグラスナーの名を

ドイツ代表の新監督候補に挙がる36歳のユリアン・ナーゲルスマン。(C)Getty Images

 ドイツサッカー史に汚点を残す大敗だった。現地9日、ドイツ代表がホーム(ヴォルフスブルク)で日本代表に1-4の歴史的惨敗を喫した。ドイツが3点差以上でホームゲームを落とすのは実に22年ぶり。マイケル・オーウェンにハットトリックを許し、オリバー・カーンが青ざめた2002年9月のイングランド戦以来(1-5)だ。

 これでホームでは4戦未勝利(1分け3敗)となり、カタール・ワールドカップ後の成績は1勝1分け4敗まで悪化。自国開催のEURO2024まで1年を切ったタイミングで、監督の進退問題が浮上する事態に陥っている。いや、監督交代はもはや待ったなしかもしれない。老舗『キッカー』誌によるウェブアンケートの結果がそれを物語る。

「ハンジ・フリック監督はホームでの欧州選手権までに(この困難を)切り抜けられるか」

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 監督のいわば支持率を問うアンケートに対し、Ja(イエス)と答えたユーザーは15パーセント(現地10日8時時点)のみ。日本戦後、フリック監督がドイツ代表指揮官に相応しいか問われたルディ・フェラーSDも、「次に何が起こるか予測できない」と言葉を濁している。

 とはいえ、四度のワールドカップ優勝を誇るドイツ代表の監督を任せられる人材はそう多くない。ドイツ国民から最も支持されるユルゲン・クロップはリバプールと契約中で、やはり実績のあるトーマス・トゥヘルはバイエルンを率いている。

 ドイツ紙『フランクフルター・ルントシャウ』などは、現在フリーの監督としてユリアン・ナーゲルスマン(前バイエルン監督)とオリバー・グラスナー(前フランクフルト監督)の名を挙げるが、ビッグクラブの関心を集める両者にとっては火中の栗を拾うようなものだろう。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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