セリエAでの初ゴールは、鎌田大地の評価を高めている。

　鎌田は９月２日の第３節ナポリ戦で、ラツィオに加入してから公式戦では初となる得点を挙げた。このゴールが決勝点となり、チームは２－１と勝利。開幕から連敗スタートで重苦しい雰囲気にあったなか、王者を下しての初白星に沸いている。

　試合後、鎌田はセルゲイ・ミリンコビッチ＝サビッチの後釜として加わっただけに、重圧を感じていたと明かした。だが、イタリアサッカーの識者たちからは、鎌田への賛辞が寄せられている。

　ラツィオ専門サイト『La Lazio Siamo Noi』によると、元イタリア代表のダニエレ・アダーニは、クリスチャン・ヴィエリの『Twitch』で「ミリンコビッチ＝サビッチの代わりには、年間５、６得点は挙げられるカマダがいる」と述べた。

　また、やはり元イタリア代表のジュゼッペ・ガルデリージは、『TUTTOmercatoWEB』で「ミリンコビッチ＝サビッチのような選手は簡単に見つからない。とにかく、カマダは正しくスタートした」と話している。

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　ほかにも、フリオ・フォコラーリ記者は『Radio Radio』で「カマダはまずまずの試合をし、あらゆるかたちで適応する選手であることが分かった」と評価。マッシモ・テッカ記者はLa Lazio Siamo Noiで「カマダとマテオ・ゲンドゥージは大きく貢献できるだろう」と太鼓判を押した。

「時間とともに、カマダは量的にミリンコビッチ＝サビッチの代わりとなれるだろう。特徴は異なるが、だからといって効果的でないことはない」

　近年のセリエAを代表するひとりだったミリンコビッチ＝サビッチの抜けた穴を埋められれば、鎌田はサポーターのハートをわしづかみできるだろう。初ゴールを機に上昇気流に乗れるか。

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