「気持ちが楽になった」日本代表初招集の毎熊晟矢、セレッソの先輩・香川真司から送られた言葉とは?【現地発】

2023年09月05日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「攻撃が自分のストロングポイント」

初招集の毎熊は上田や大迫らと会話を交わしていた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 森保ジャパンは現地9月9日にヴォルフスブルクでドイツ代表と、同12日にベルギーのゲンクでトルコ代表とフレンドリーマッチを戦う。

 招集された26人の中で、唯一の初選出となったのが、攻撃的右SBとして声価を高めているセレッソ大阪の毎熊晟矢だ。

 ヴォルフスブルクで行なわれた練習初日の4日、全員の前で挨拶をした25歳のDFは、その内容をこう明かした。

「自己紹介とあだ名を言った。『マイク』と呼ばれていると言いました。なにしゃべったらいいかわからない雰囲気だったので、練習前だったので短めに終わらせた」

 アピールしたい点については、「もちろん守備の選手なんで、守備のところは、対人に負けないところも見せたいですし、攻撃が自分のストロングポイントだと思うので、他の選手と違った部分、違った特徴が攻撃でもあると思うので、そういった部分をどんどん出していけたらなと思います」と意気込んだ。

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 セレッソの先輩である香川真司からは、代表入りに際し、言葉を掛けられたという。

「シンジさんには、入る前からずっと『次を狙え』みたいなのは言われていましたし、来る前に『セレッソでやっているような感じでやれば絶対大丈夫やから』というのは言っていただきました」

 そのアドバイスを訊いて、「どう練習から特長を出していこうかという風に考えていたけど、セレッソでやっていたようにやれば大丈夫と言ってもらえたので気持ちが楽になった」ようだ。

「チームで出している自分の良さ、攻撃の部分を出して行ければ」

 かつて、その香川が活躍したドイツで代表デビューを果たせるか。やや手薄な右SBに楽しみな人材が現われた。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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