【欧州冬のメルカート】現地1月28日に決定した主な移籍|ラノッキアがサンプドリア、ボッリエッロがアタランタへ。話題の中国は超破格待遇でエムビアを迎え入れる

2016年01月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラノッキアはサンプドリア守備陣再建の切り札となれるか。


■アンドレア・ラノッキア
・27歳/DF/イタリア代表
・インテル→サンプドリア(半年レンタル)
 昨シーズンまでインテルの主将を務めたが、今シーズンはミランダ、ジェイソン・ムリージョという新戦力にポジションを奪われてバックアッパーに降格。出番を求めて移籍を直訴し、ミランやリバプール、ボローニャなども候補に挙がったものの、結局はサンプドリアへの半年レンタルが決まった。チームはここまでリーグワースト2位タイの36失点を喫しており、今冬に同じくインテルからレンタルしたドドとともに、最終ライン立て直しの切り札として期待される。


■マルコ・ボッリエッロ
・33歳/FW/元イタリア代表
・カルピ→アタランタ(完全移籍)
・移籍金:0ユーロ
 昨夏に加入したカルピでまずまずの働きを見せていたが、契約解除してアタランタへ。すでに33歳ながら、柔軟なポストワークと正確なフィニッシュに衰えは見られないレフティーのCFは、マウリシオ・ピニージャが故障離脱中なうえ、衰えが隠せないヘルマン・デニスに退団の噂があるだけに、レギュラー起用が有力だ。ちなみに、ボッリエッロはこれで延べ16クラブ目という流離いのキャリアを歩んでいる。


■ステファン・エムビア
・29歳/MF/カメルーン代表
・トラブゾンスポル→河北華夏幸福(完全移籍)
・移籍金:400万ユーロ(約5億6000万円)
 一時期はミランやインテルも狙っていた実力派で、本職のボランチに加えてCBやSBもソツなく機能する守備のマルチロールだ。3年間で計2500万ユーロ(約35億円)という超破格のサラリーが決め手となり、中国での新たな挑戦を選択した。河北華夏幸福は、元セルビア代表のMFネナド・ミリヤシュ、元FC東京のFWエドゥーなどを擁して2015年に2部で2位に入り、初のトップリーグに参戦する今年は、ローマからFWジェルビ―ニョ、そしてエムビアを巨額で引き抜きなど、文字通り金に糸目を付けぬ積極的な補強を展開している。

【2016年欧州冬のメルカート】新天地を求めた主な選手

 
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