「勘違いしちゃいけない」“ドイツが恐れる男”浅野拓磨が再戦に向けて語った本音「試合には勝ちましたけど...」【現地発】

2023年09月05日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「全く違う試合になるんじゃないのかな」

カタール・ワールドカップのドイツ戦では決勝ゴールを決めた浅野。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 あるいはドイツが"最も恐れている男"かもしれない。

 森保ジャパンは9月9日に、ヴォルフスブルクでドイツ代表と親善マッチを行なう。

 現地でも注目を浴びているのが、ブンデスリーガのボーフムでプレーするFW浅野拓磨だ。周知の通り、この韋駄天FWは、昨年のカタール・ワールドカップでドイツから見事な決勝点を決めている。

 代表合流前のアウクスブルク戦でも圧巻の2ゴールを叩き込み、ドイツメディアから「ドイツが恐れる存在だ」「W杯の恐怖・アサノ」と紹介されるなど警戒されている。

 その浅野は4日の練習後に取材に応じ、「全く前のドイツ戦は忘れたと言ってもいいぐらい、あんまり考えてないです。同じような戦いができるかどうかもわからないぐらい、全く違う試合になるんじゃないのかなと思います」と語っている。

「前回、ワールドカップで勝利して、ドイツのメディアにも今回のドイツ戦はどうだって聞かれますけど、僕らが勘違いしちゃいけないのは、試合には勝ちましたけど、間違いなくドイツは日本よりも個の部分でもチームとしてもレベルが高いチームだと思うので、100%のチャレンジャーで、まずは臨まないと、勝利することはできないと思います」

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 28歳のストライカーは「だからといって、恐れることは何もないと思うので。海外ではやっている選手はたくさんいますし、どこが相手でもやれるっていう自信はありますけど、でも間違いなく強い相手なので、準備をしっかりして、勝つ準備をしていきたいなと思います」と続けている。

「今は日本代表のチームとしても、個々の選手が自分たちのチームで、しっかりプレーして結果が出ている状態だと思うので、非常にいい状態で、いい相手に臨めるんじゃないのかな。ここで勝ったから負けたからといって、全てではないですけど、ただ今の状態を100%ピッチで表現して、今後の日本代表に繋げていける絶好のチャンスかなとは思うので、いま自分たちが持てるもの100%、各々がピッチで表現できる試合にしていけたらいいかなと思います」

 ジャガーが再びドイツを恐怖に陥れるか。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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