「ドイツに2回勝ったら世界の目も変わる」三笘薫が独代表との再戦を語る「相手もリベンジの気持ちがある」【現地発】

2023年09月05日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「あの時より成長していることは確か」

10か月前とは立場が変わった状態でドイツ代表に挑む三笘。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 森保ジャパンは9月9日にヴォルフスブルクでドイツ代表と、12日にベルギーのゲンクでトルコ代表と対戦する。

 その欧州勢との2連戦に向けて、4日に活動をスタートさせた日本代表は、初日から26人全員が汗を流した。

 練習後に取材に応じたブライトンの三笘薫は、カタール・ワールドカップの初戦で2-1と撃破したドイツとの再戦について、こう意気込みを語った。

「相手もリベンジの気持ちがあると思いますし、僕らもそれに負けられないようにしたいなと思います。あの時より成長していることは確かだと思うんで、それをチームとしても見せられればいいかなと」

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 そのカタールW杯のドイツ戦では、57分から途中出場し、逆転勝利に貢献した。

「前回は40分、35分くらいしか出てないんで。(左ウイングバックという)守備的な位置でプレーしましたけど、今回はどこでプレーするか分からないですけど、攻撃的に自分の良さを出せればいいかなと思ってます」

 その試合では、勝ったとはいえ、ポゼッションでは圧倒された。その点については、「持たれても主導権を握ってるような感覚を持てればいいですけど。メンタリティも大事かなと思う」と語っている。

「ドイツに勝てば、さらに(その後の)展望が開ける大事な試合になる」との問いには、こう回答している。

「そうですね。自分たちの自信にもなるとは思いますし、ドイツに2回勝ったということで、ヨーロッパからの目だったり、世界からの目も変わってくると思います。自分たちの自信になったことでアジアカップや次のトルコ戦にも影響してくると思いますし、そういう毎試合、チームの輪を大きくしていくというのは大事なので、結果的に勝つことによって、大きな自信を毎回、更新していけるんじゃないかなと思います」

 もちろん相手は、10か月前のリベンジに燃えているだろう。当時のスーパーサブから、エース的な存在に立場が変わった三笘を中心に返り討ちにできるか。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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