Jリーグは８月25日、J１第25節の湘南ベルマーレ対浦和レッズをレモンガススタジアム平塚にて開催。１－０で浦和が勝利した。

　序盤は、ボールを握る浦和が主にサイドから攻めて、湘南は縦への速い攻撃を仕掛けるなど、見応えある展開に。

　そのなかで、最初にチャンスを迎えたのが湘南。10分、畑大雅がクロスを上げると、大橋祐紀が胸トラップからゴールを狙ったが、枠を捉えられなかった。

　対する浦和は、セットプレーから得点機を作る。19分に左サイドでFKを得ると、キッカーの岩尾憲が入れたボールがゴールポストに当たる。この跳ね返りに反応した明本考浩、続けて安居海渡がゴールに迫ったが、ともに相手にブロックされた。

　さらに29分、右CKの流れから関根貴大が左足でミドルを放つも、相手に弾き出される。39分には岩波拓也のアーリークロスを収めた明本、42分には安居からパスを受けた大久保智明がシュートを放ったが、いずれも枠を外す。
【動画】ホセ・カンテの決勝弾！

　前半は互いに得点ならず、０－０で終わった。

　後半に入っても、ともにゴールを割れないまま時間が進むなかで、浦和が先制する。62分、岩尾の縦パスを受けたホセ・カンテが、振り向きざまに左足を一閃。見事なコントロールショットでネットを揺らした。カンテは３戦連続ゴールとなった。

　１点ビハインドになった湘南は、78分に石原広教のクロスに大橋が頭で合わせたが、相手GK西川周作の正面をつく。その後も、90＋２分の大野和成のシュートはブロックされるなど、最後までスコアボードを動かせなかった。

　１－０の完封勝利を飾った浦和は連勝で、暫定で３位・名古屋グランパスと勝点１差に肉薄。一方、湘南は連敗、３戦未勝利で最下位脱出はならなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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