ACLプレーオフの理文戦へ。前回チャンピオンの浦和・スコルジャ監督は“マジックスタジアム”埼スタでの勝利誓う

2023年08月21日 本田健介(サッカーダイジェスト)

香港の理文の印象は?

会見にはスコルジャ監督とともに、キャプテンの酒井も出席。意気込みを語った。(C)SOCCER DIGEST

 前回チャンピオンとして新シーズンのACL本戦(9月に開幕)出場を目指す浦和は8月22日に理文(香港)とプレーオフ(埼玉スタジアムでの一発勝負)を戦うにあたって、前日の21日に会見を行なった。

 出席したマチェイ・スコルジャ監督は「明日の狙いはひとつしかありません。ACLのグループステージを戦うために、勝つしかありません」と意気込んだ。

 対戦相手の香港の理文(香港)に関しては「まとまったかなり手強い相手だと思います。みくびってはいけません」と警戒。分析はかなり進めているようでこう続けた。

「理文は特別な時期にいると思います。シーズンが始まったばかりで、1試合しかプレーしていません。ただフレッシュであるということです。彼らを見ていて強みの部分を言えば、非常に良い新加入選手が入ったと思っています。オランダリーグで経験を積んでいるスキルのある選手だと思います。

 この新加入の選手全員がスタメンに全員入ってくるとは思いませんが、彼らがチームの力になると思います。また攻撃の4人は力強い選手だと思います。コントロールしないといけません。スペースを与えると危険な存在です」

 そしてポイントには「立ち上がりからの集中力、モチベーション」と挙げた。
 
 8月18日にリーグ戦の名古屋戦(〇1-0)を戦い、酷暑のなかでの連戦となる。

 指揮官も「今年は初めての日本で過ごす夏になっていますが、独特な暑さがあると思います。しっかりその暑さへのマネジメントをしていかなくてはいけません」と語った。

 もっとも今回の一発勝負の舞台はホームの埼玉スタジアムだ。

「魔法がかかったようなスタジアムです。ホームゲームとアウェーゲームを比較すると埼玉スタジアムでは実力以上の力を出せるくらいのプレーができています。この"マジックスタジアム"でプレーできることを監督として幸せに感じています」

 スコルジャ監督は多くのサポーターたちの応援を背に、勝ってACL本戦の出場権を獲得することを誓った。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)



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