前回チャンピオンとして新シーズンのACL本戦（９月に開幕）出場を目指す浦和は８月22日に理文（香港）と埼玉スタジアムでプレーオフ（一発勝負）を戦う。

　その一戦を前に21日には会見が行なわれ、マチェイ・スコルジャ監督とともに、キャプテンの酒井宏樹が出席した。

「僕が移籍する理由のもっとも大きい部分がこの大会なので、前回優勝した時のように素晴らしい体験、経験ができるよう明日は全力で勝ちたいです。監督が言ったように誰一人、油断はないですし、しっかりスタートから強いチームだと見せたいです」
 

　香港の理文は情報が限られているため、不気味な相手にも映るが、酒井は印象をこう語る。

「チームとしても、まとまりがあると思います。監督が話したように、個々の能力が高い選手が揃っていると感じるので警戒したいです。ただ彼らもチャンピオンズリーグに出場する野望があるはずなので、映像以上のプレーをしてくると思いますし、モチベーションも高いはずなので、それ以上のモチベーションで僕らも臨みたいです」

　浦和としては連覇を狙う重要な大会だ。もっとも酒井は目の前の一戦に集中する。

「ディフェンディングチャンピとかではなく、相応しいプレーをするとかでもなく、また新しい大会が始まるという覚悟で戦わないといけないと思いますし、それくらいタフな試合が続いていくはずです。そのために明日は必要ですし先のことではなくて明日のことに集中したいです」

　まずはACL本戦の出場を決められるか注目だ。

取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）


【厳選ショット】ホセ・カンテがGKの意表を突くゴラッソ！５試合ぶりの勝利！｜J１第24節 浦和１－０名古屋

「もちろん気合いは入ったが…」約３か月ぶりの先発で感じた重圧。浦和の小泉佳穂は自分と戦い、模索を続ける

得意なコースで２戦連発と好調を維持。浦和FWカンテは得点を渇望し続ける「常にゴールのマインドがないといけない」

【PHOTO】浦和の出場16選手＆監督の採点・寸評。ショルツの安定感は変わらず。関根は果敢な仕掛けで相手３人を翻弄