【採点寸評|横浜FC】落とせない試合で痛い黒星...守備に一定の手応えも、かみ合わない攻撃に不安を残す[J1第24節 横浜FC0-1C大阪]

2023年08月21日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

狙いの速攻やカウンターは鳴りを潜めた

【警告】横浜FC=吉野(19分)、N・ボニフェイス(56分) C大阪=舩木(82分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】レオ・セアラ(C大阪)

[J1第24節]横浜FC0-1C大阪/8月20日/ニッパツ三ツ沢球技場

 Jリーグは8月20日、ニッパツ三ツ沢球技場にて、J1第24節の横浜FC対セレッソ大阪を開催。後者が1点のリードを守り切って1-0で勝利を収めた。
【PHOTO】横浜FCの出場16選手&監督の採点・寸評。無得点のアタッカー陣は、軒並み及第点に届かず。失点時にマークを外された吉野を厳しく評価
 立ち上がりから主導権を握ったC大阪が攻勢に出る。テンポ良くつないで相手を押し込むが、引いて守る相手の守備をなかなか崩せず。速攻から喜田陽らがシュートを放つも、GK永井堅梧のセーブに阻まれる。

 それでも後半開始早々の49分、左サイドで受けたカピシャーバが仕掛け、クロスを供給。これにレオ・セアラがヘディングで合わせて先制に成功する。

 横浜FCも交代カードを切って終盤に反撃。途中出場の近藤友喜やカプリーニが攻撃に推進力を生むも、フィニッシュの精度を欠いて追いつけず、このまま終了。C大阪は3試合ぶりの白星、敗れた横浜FCは連敗となった。
 
▼横浜FCのチーム採点「5」
 降格圏の最下位に位置する湘南とは勝点1差。6位と上位のC大阪が相手とはいえ、落とせない試合だっただけに、痛い黒星となった。

 立ち上がりからボールを持たれる展開となったが、それは想定内だったはず。奪ってから、どう攻撃に出るかがポイントとなった。守備時には5バックと中盤の4枚で5-4のラインを敷き、ブロックを構築。前半はC大阪に攻め込まれながらも、CBンドカ・ボニフェイスを中心に、強固な守備陣形で無失点に抑えていた。

 しかし、狙いとしていた速攻やカウンターは鳴りを潜めた。ボールを奪っても縦パスはカットされ、最前線の伊藤翔の動き出しも空しく、裏を狙ったスルーパスもことごとく相手守備陣に対応された。

 結局、チーム全体の攻撃のイメージがかみ合わない印象のまま前半を終えると、後半の立ち上がりに一瞬の隙を突かれて失点。終盤の攻勢もフィニッシュの精度を欠いて1点が遠かった。

 守備ではユーリ・ララが要所で身体を張るなど、一定の手応えを感じる内容も、攻撃にまだまだ不安を残すゲームとなった。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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