なでしこ宮澤ひなた、圧巻5発でW杯得点王に輝くも悔しさ「より勝負のかかった試合で重要なプレーができるようにならないと」

2023年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「またこういった賞をいただけるように、努力を重ねていきます」

日本人では澤穂希以来、12年ぶり2人目のW杯得点王に輝いた宮澤ひなた。(C)Getty Images

 8月20日にオーストラリアのシドニーで開催された決勝で、スペインがイングランドを1-0で撃破。これをもって、1か月に及ぶ女子ワールドカップが幕を閉じた。

 成長著しいスペインが初優勝を果たしたなか、栄えある得点王に輝いたのは、宮澤ひなただ。グループステージでザンビアと、優勝したスペイン相手に2発を叩き込むなどし、単独トップの5ゴールをマークした。なでしこジャパンでは初優勝した2011年大会で同じく5ゴールを挙げ、MVPとダブル受賞した澤穂希以来、12年ぶり2人目の快挙だ。

 日本サッカー協会によれば、宮澤は個人タイトル獲得にあたり、次のようにコメントした。
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「ゴールデンブーツを受賞でき、素直に嬉しく思います。なでしこジャパンの選手として初めて出場したワールドカップでこのような記録を残せたことは、一緒に戦ったチームメイトはもちろん、これまで指導してくださったコーチの皆さん、サポートしてくださった皆さんのおかげです。そういった方々と共にいただいた賞だと思っています」

 ただ、チームは準々決勝でスウェーデンに敗れ、8強止まり。得点王は手にしたが、手放しで喜べるものではない。

「より勝負のかかった場面、試合で重要なプレーができるようにならなければいけないと感じた大会でもありました。これから続く戦いではチームを勝利に導くプレーを見せられるよう、そのうえでまたこういった賞をいただけるように、努力を重ねていきます」

 来夏にパリ五輪が控える。なでしこの新エースは世界大会で再び大車輪の活躍を見せ、今度はチーム全員でタイトルを掴めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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