［J１第24節］横浜 ２－１ FC東京／８月19日／日産スタジアム

　横浜F・マリノスは、８月19日にJ１第24節でFC東京と対戦。２－１で勝利した。

　首位奪還となった一戦で、技巧的なシュートでチームに勢いをもたらす先制点をマークしたのが、左SBの永戸勝也だ。

　12分、アンデルソン・ロペスのロングボールに宮市亮が抜け出す。GK野澤大志ブランドンと１対１になるがシュートは打ちきれず、直後に西村拓真が押し込もうとするも、これも野澤にストップされる。その流れからこぼれてきたボールに、攻め上がっていた永戸が反応。狙いすましたループシュートでネットを揺らした。

　この得点場面を、宮市は「ロペスと練習中から『ターンした時に、あそこを見てるから、走ってくれ』っていう話をしていた。その通りに来た感じ」と振り返る。
【動画】永戸勝也の鮮烈ループ弾！

　そして、SBながらゴール前に入る動きを得意としている永戸は、想定通りだったと語る。

「自分なかでイメージは持っていた。ああいう場面があるかなって。 ループを蹴ったら、入るんじゃないかなというのは、前から思っていた。（過去に在籍した）仙台の時に、マリノス相手に点を取ったシーンがあるけど、ファーにループを打てば入るかなと」

　そして、宮市に「半端ないループ」と称賛されたシュートを、「意外と冷静に蹴れた。入ってくれたので嬉しい」と喜んだ。

　持ち前の攻撃スキルを存分に復帰した28歳は、自身がベンチに下がったあとに勝ち越した仲間を称えて「僕も、さらに貢献したい」と気合を入れた。

取材・文●野口一郎（サッカーダイジェストWeb編集部）

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