開幕戦で先発出場するかは分からない。ただ、指揮官が想定していたより状態は良いという。

　イタリアの大手紙『Gazzetta dello Sport』は８月18日、ラツィオの鎌田大地は20日に行われるレッチェとのセリエA開幕戦でベンチスタートになると予想した。

　昨季でフランクフルトを退団した鎌田は当初、ミラン加入に近づいた。だが、最終的には移籍に至らず、ラツィオ入りが正式に決まったのは８月４日。所属チームがない状態が長く続いただけに、調整不足が懸念されるのは当然だ。

　だが、Gazzetta dello Sport紙は「カマダの加入時の調子に全員がポジティブに驚いた」と報じている。

「フリーで数週間単独トレーニングだったので、マウリツィオ・サッリ監督とスタッフはかなりの準備遅れと考えた。だが、カマダは恐れられていたよりもずっと進んだ状態だ」

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　実際、鎌田は13日のラティーナとの親善試合で先発出場した。当初は後半からの途中出場が予想されていたが、驚きのスタメン入りを果たし、さらに初ゴールも決めてデビューに華を添えている。

　それだけに、レッチェとのリーグ開幕戦でもスタメンの座を競うとの見方は少なくない。先発予想で唯一確実でないのが、鎌田とマティアス・ベシーノのポジション争いとも言われている。

　ただ、Gazzetta dello Sport紙は、鎌田が「90分もつ段階ではない」とも指摘。「開幕戦に向け、新戦力は徐々に溶け込ませるというサッリの原則から唯一外れる可能性」はあるとしつつ、「例外の可能性は文字通り可能性のまま」になるだろうとの見方を示した。

「カマダとバレンティン・カステジャノス、グスタフ・イサクセンは、試合途中から（出場）だろう」

　とはいえ、指揮官は19日の状態も見たうえでメンバーを決めるはずだ。いずれにしても、まもなく始まる鎌田の新たな挑戦に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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