準々決勝で日本を破ったスウェーデンが3決を制す!開催国豪州は完敗。宮澤ひなたが得点ランク首位で決勝を残すのみに【女子W杯】

2023年08月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

30分にPKで先制し、62分にカウンターで追加点

先制点を挙げ、歓喜の花を咲かせるスウェーデンの選手たち。(C)Getty Images

 8月19日に開催された女子ワールドカップ(W杯)の3位決定戦で、準々決勝で日本を破るも準決勝でスペインに苦杯を喫したスウェーデンと、開催国のオーストラリアが激突した。

 スウェーデンが鋭い出足を見せた後、時間の経過とともにオーストラリアが大黒柱のサム・カーを中心に押し込むようになる。23分にはラソがペナルティエリア左から鋭いシュートを放つが、GKムショビッチに阻まれる。

 迎えた30分、ブラックステニウスがペナルティエリア内で倒され、スウェーデンがPKを獲得。ロルフォが左足できっちりと決め、先制に成功する。

 勢いに乗る北欧の雄は、40分に左サイドのクロスからアスラニがボレーシュート。しかし、上手くミートしきれず、GKアーノルドにキャッチされる。

 1-0で試合を折り返したスウェーデンは、62分に貴重な追加点を奪取。切れ味鋭いカウンターから、最後はアスラニが強烈なミドルシュートを叩き込んだ。
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 ホームサポーターの大声援を受けるオーストラリアは、何とか反撃に出たいところだが、なかなかシュートまで持ち込めない。70分にはFKからビッグチャンスを作るも、ムショビッチの好守に遭う。

 結局、このまま2-0でタイムアップ。スウェーデンが2大会連続で3位に入った。一方、ベスト4進出の時点で過去最高成績だったオーストラリアは、表彰台まであと一歩及ばなかった。

 なお、今大会4ゴールで、得点ランキング首位の宮澤ひなたを1点差で追っていたスウェーデンのCBイレステットにゴールは生まれず。なでしこジャパンのニューヒロインが単独トップのまま、オーストラリア&ニュージーランドW杯はスペインとイングランドの決勝を残すのみとなった。

 9代目世界女王の座を懸けた注目の一戦は、8月20日、19時キックオフ(日本時間)で行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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